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発売日: 2026/10/16 | 著者: セイゾー | 出版社: ナンバーナイン | レーベル: Blend | 33P
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あらすじだけで「これは読まなきゃ」ってなったわ。女子大生だったら、のシチュエーション全部おじいちゃん。この落差だけでおもしろいのに、青年がだんだん混乱していくって……静かに効いてくるやつよ。
目次
「女子大生だったら嬉しいはずのシチュエーション」が、全部おじいちゃんで起こる
本作は、23歳のフリーター男性が主人公のBL漫画です。引越し先の隣室に、えっちな女子大生が住んでいることを期待していた主人公。しかし実際の隣人は、何の変哲もないおじいちゃんでした。作りすぎたカレーを持ってきてくれたり、酔っ払って部屋を間違えて主人公の部屋に入り込んできたりと、女子大生だったら嬉しいはずのシチュエーションは次々と起こります。ただ、相手はすべておじいちゃん。この「シチュエーションは理想通りなのに、相手だけが違う」というズレが、本作の中心にある笑いどころです。
カレーを持ってきてくれる隣人、酔って部屋を間違える隣人。シチュエーションだけ切り取ったら完全にラブコメの導入なのよね。そこに「おじいちゃん」が入るだけで、こんなに空気が変わるんだって思うわ。
「目の前の老人が、おじいちゃんなのか女子大生なのかわからなくなる」混乱の過程
物語が進むにつれて、主人公は徐々に混乱していきます。目の前の老人が、おじいちゃんなのか女子大生なのか、わからなくなっていくのです。この混乱は、単なるギャグとしてだけでなく、主人公の認識が少しずつ揺らいでいく過程として描かれます。そして、このおじいちゃんは「もしかして只者ではないのか」という疑問が浮かんでくる展開も示唆されています。枯れ専フェチズム全開と銘打たれた本作ならではの、老人と青年の距離感が軸になっています。
「おじいちゃんなのか女子大生なのかわからなくなっていく」って、冷静に考えるとすごいこと言ってるのよね。でも読み手としては、その混乱に一緒に飲み込まれていく感じが心地よさそう。枯れ専のフェチズムって、こういう認識の揺らぎの中にこそ宿るんだろうなって。
33ページの短編だからこそ、テンポよく読める
2巻は表紙込みで33ページ。短編として、テンポよく読めるボリュームです。日常の延長線上にある生活感と、ギャグのテンポ、そして歳の差ならではの空気感が混ざり合った作品です。ラブコメとしての軽さと、ボーイズラブとしての関係性の変化を、コンパクトに味わいたい方に向いています。学園ものやピュアな展開ではなく、年下攻めや歳の差、日常の中の非日常を楽しみたい読者に合う一冊です。
33ページでこの設定を成立させているのが、むしろ強みよね。長編だと混乱が長引いて重くなりがちだけど、この短さならテンポで一気に読めそう。私、こういう「軽いのにじわじわくる」作品、夜に少しずつ読み進めるのが好きなの。2巻まで出ているから、1巻から並べて読みたいわ。
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