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「罰」をチームのルールとして明文化する、という発想
城山大学アメリカンフットボール部を舞台にしたBL小説です。物語の起点は、監督の黒田と主将の桐生が、試合での致命的なミスに対する処分を話し合う場面。桐生が提案したのは、ミスをした部員を寮の入口に全裸で正座させ、一日中「肉便器」として部員に使わせるというものでした。黒田はその案を正式なルールとして採用し、部内に通達を出します。
この作品を他と分けるのは、罰が個人の思いつきではなく、監督と主将の合意を経た「制度」として運用される点です。処分の対象は下級生でも上級生でも例外なく、報復があればさらに重い罰を課すと明記される。秩序を保つための規則として、身体の扱いが組み込まれていく構図が描かれます。
二年生・深川亮太が負うことになる
ルール制定から数日後、緑川大学との定期戦で、二年生の深川亮太が最終クォーターに致命的なファンブルを犯します。敗戦の原因は明らかに彼のミス。ロッカールームに戻った深川に、主将の桐生が翌朝六時からの処分を冷たく告げます。
翌朝、寮の入口に全裸で正座した深川。横には、彼がミスをしたことと、部員は好きに使ってよい旨が記された立て看板が置かれます。最初に現れたのは三年生の二人組、次に一年生たち、昼過ぎには四年生も加わり、深川は一日を通して部員たちに使われ続けます。下級生から使われる屈辱もまた、罰として組み込まれている点が本作の特徴です。
「一日中」という時間の設計と、挿絵8枚
本作の処分は、朝六時から一日中という長時間にわたって設定されています。時間の経過とともに、三年生、一年生、四年生と関わる相手が変わり、命令の内容も「飲み込め」「溜めて見せろ」といった具体的なものへ移っていく。誰がどの場面で深川に何を命じるかが、あらすじの段階で細かく示されている構成です。
- 処分を決める監督・黒田と主将・桐生の会話から始まる、制度制定の場面
- 定期戦の敗戦と、ロッカールームでの処分宣告
- 寮の入口での執行。学年ごとに関わる部員が変わる一日の流れ
- 挿絵8枚入り。紹介画像・サンプルにAI生成画像を使用(使用AIソフト名「seaart」)
肉体の描写が濃い一方で、罰をめぐる規則と運用の理屈が丁寧に組み立てられているため、単なる場面の連続ではなく、部内の秩序と処分の関係を追いたい読者に向いています。筋肉質な体つきの描写や、下級生と上級生の立場が交差する状況に関心がある方にも手に取りやすい一冊です。
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