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霊まみれの高校で、視える男と視えない祓い屋がタッグを組む
「祓い屋 神多羅木くん」は、モテたい一心で女子の多い三途高等学校に入学した榊を主人公に据えたBL漫画です。しかし入学先は霊まみれの心霊学校。幼いころから“視える”せいで恐怖体験を重ねてきた榊は、ひとりでトイレにも行けないほど怯えながら学校生活を送ることになります。
そんな榊が補講中に腹を壊し、偶然居合わせた不気味な同級生・神多羅木に「連れション」を頼んだことから物語が動き出します。トイレで待ち受けていたのは、見るからにヤバそうな悪霊でした。視えない祓い屋の神多羅木と、視えるビビりチャラ男の榊。二人のスクール除霊ライフが開幕します。
視える・視えないの非対称が生む、二人の距離感
本作の特徴は、霊の存在をめぐる二人の認識のズレにあります。榊は恐怖を共有できる相手がいないまま霊を見続けてきたのに対し、神多羅木は霊を視認できないまま祓い屋として対処する立場です。同じ空間にいながら見えている世界が違う二人が、除霊という目的で行動を共にすることになります。
榊のビビりチャラ男という振る舞いと、神多羅木の不気味なメガネ男子という外見の対比も、作品を印象づける要素です。ホラーとコメディが同居する空気のなかで、二人がどのように距離を縮めていくのかが読みどころとなります。
ホラーとコメディ、そしてブロマンスが重なる作品
心霊学校という舞台設定、除霊というアクション、そして榊と神多羅木の掛け合いによるコメディ。これらの要素が絡み合うことで、単なるホラーでも単なる日常系でもない独特のテンポが生まれます。恋愛、ギャグ・コメディ、ホラー・都市伝説、ブロマンスといった複数のテーマが重なる作品です。
霊に怯える榊と、霊を視ないまま祓う神多羅木。その関係が恋愛に発展していくのか、それともブロマンスの距離感を保つのか。公開されているあらすじからは、二人の関係の行方はまだ見えません。だからこそ、スクール除霊ライフの先にある変化を追いかけたくなる作品です。




