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10年越しの主従関係——逆転しても変わらない”支配”の甘い罠
社長令息で文武両道、校内ヒエラルキーの頂点に君臨していた直也。一方で陰キャ底辺の高明は、直也にパシリにされ、ジュースを買いに行かされる日々。要求はエスカレートし、ついには足舐めまで命令されるという、徹底した主従関係が描かれます。しかし高明はそれに素直に従う——この従順さの裏に何が隠されているのか、もうこの時点で胸がざわつくのよね。
そして月日は流れ、直也は会社経営に失敗し全てを失って無職に。対する高明はベンチャー企業の社長となり、社会的立場は完全に逆転。それなのに、ふたりの情けなくも滑稽な関係性は続いていく——。10年という歳月を経ても変わらない主従の絆(?)が、どこか切なくて、そして愛おしい。この”逆転しても変わらない関係性”こそが、本作の最大の魅力だと私は確信しているわ。
ふたりの男を巡る、ねじれた愛の形
直也は、かつての”王者”でありながら、今や全てを失った無職。それでも高明に対する態度は昔のままなのか、それとも変わったのか。あらすじだけでは判断できない部分もあるけれど、「情けなくも滑稽な関係性は続いていて」という表現から、互いにこの関係を手放せずにいる——そんな切ない共依存のようなものが見えてくる気がするの。
一方の高明は、陰キャ底辺からベンチャー企業の社長へと成り上がった人物。かつては足舐めを命じられる側だったのに、今や立場は逆転。それでも直也との関係を続けているということは、彼の中に何か特別な感情が芽生えているのでは——と想像せずにはいられないわ。10年間もこの関係を続けてきた執着心、もしかするとそれは”愛”と呼べるものなのかもしれない。
この作品は、単なる身分差恋愛ものではなく、支配と被支配の関係性が孕む歪んだ愛情を描いているように思う。逆転したはずなのに変わらない主従関係——その不自然さの中にこそ、ふたりの本音が隠されているのよね。
Q. 直也と高明の社会的立場はどう変わった?
A. 高校時代は直也が社長令息として校内ヒエラルキーの頂点に立ち、高明は陰キャ底辺としてパシリにされる立場でした。しかし10年後、直也は会社経営に失敗して全てを失い無職に。一方の高明はベンチャー企業の社長にまで成り上がっています。社会的地位は完全に逆転しましたが、ふたりの間の主従関係は続いているようです。
Q. 直也が高明にしていたことは?
A. あらすじによると、直也は高明にジュースを買いに行かせることを日常的に行っていました。さらに要求はエスカレートし、足舐めを命令する場面も描かれています。高明はそれらの命令に素直に従っており、この頃からふたりの間には「支配する者・される者」という明確な関係性が構築されていたことがわかります。
Q. 本作の見どころは?
A. 最大の見どころは、10年という時間を経て社会的立場が完全に逆転してもなお続く、ふたりの主従関係です。直也が全てを失い無職になった今も、高明との関係性が「情けなくも滑稽に」続いていく様子には、単なる支配関係を超えた何かを感じさせられます。また、描き下ろしおまけ4Pが収録された特装版であることも、ファンには嬉しいポイントでしょう。
