この恋を選んだ理由~アルファの執愛【全年齢版】(32)

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この恋を選んだ理由~アルファの執愛【全年齢版】(32)

発売日: 2026/08/26 | 著者: ベリ / ナヤ | 出版社: All Contents & VR | レーベル: Pearl PINK | 49P

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茉莉花

ねえ聞いて、このお話ね……「選ばれた相手」じゃない人と出会っちゃうんだよ。運命よりも、なんだか生々しくて。じわじわくる感じがたまらなくない?

運命の相手じゃなくても、心は動かされる——ABOの中で生まれる予想外の関係

健康診断で突然オメガへのバースの変化を告げられた槙野明里。ベータとして平穏に生きてきた彼女にとって、これは生活を根底から覆すような知らせだった。初めての発情期を前に戸惑いながら、ABOというシステムを通じて相手を探すことにした明里は、選ばれた相手ではなく、初期候補だった阪口知哉と出会ってしまう。

「選ばれた相手」ではない出会い。ここがこの物語の肝だと思うんです。運命の番とか、運命の相手とか、そういう綺麗な言葉で片付けられない、人間同士の複雑な感情が動き始める。強引に物事を進めようとする知哉に嫌気が差し、接触を拒否する明里。でも、彼の側にもまた別の事情がある。

これまで誰のフェロモンにも反応しなかった知哉が、明里には不思議と嫌悪感を持たない。むしろ、次第に存在が気になり始める。システムの外側で、ふたりの心がどう動いていくのか——。私の胸はもう、この時点でぎゅっと掴まれて離してもらえない感じがしてる。

茉莉花

「選ばれた相手じゃない」ってところがいいんだよ、待って、そこがいいの。運命なんかじゃないからこそ、ふたりで選び取っていく未来があるんだよ……!

キャラクターの魅力と関係性——反発から始まる、ふたりの距離

明里はベータとして平穏に生きてきた女性。突然のバースの変化に戸惑いながらも、システムに従って相手を探す現実的な選択をする。でも、出会った相手が強引に事を進めようとするタイプだったから、嫌気が差して接触を拒否する。この「嫌悪感」が、実はふたりの関係の始まりの鍵を握っているように思えてなりません。

一方で阪口知哉は、これまで誰のフェロモンにも反応しなかった男性。オメガバースの世界では異例な存在で、そんな彼が明里にだけは嫌悪感を持たない。フェロモンという本能のレベルで反応しないのに、心のレベルでは気になり始める。この「理性と本能のズレ」みたいなものが、これからどう動いていくのか、考えるだけでときめきが止まりません。

強引に物事を進めようとする知哉と、それに抵抗する明里。単なるケンカップルではなくて、ABOというシステムを挟んだぎこちない距離感が生々しい。反発の中で少しずつ縮まっていく心の距離を想像すると、もう、胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じます。

茉莉花

最初は嫌で、でも目が離せなくなって、気づいたら心が動いてる。そういう「じわじわ」を味わえるお話だと思うの。私、こういうの大好き。

「不思議と嫌悪感がなく」——心が動き始めた瞬間

これまで誰のフェロモンにも反応しなかった知哉は、明里には不思議と嫌悪感がなく、次第に彼女の存在が気になり始める。

この一文が示すのは、知哉にとって明里が特別な存在であるという事実。誰のフェロモンにも反応しなかった彼が、明里には「嫌悪感がない」。フェロモンに反応するわけでもなく、かといって拒絶反応が出るわけでもない。その中間にある、なんとも言えない感覚。それが「嫌悪感がない」という形で表れているのが、とても繊細で、心が揺さぶられます。

嫌悪感がないというのは、つまり、心の扉が開きかけているということ。最初はシステムに従って出会った相手で、強引に事を進めようとする知哉に明里は嫌気が差しているのに、知哉の側は明里を「気になり始めている」。この温度差が、これからどう埋まっていくのか。そして、埋まっていく過程でどんな甘い展開が待っているのか——じっくり噛みしめるように読んでいきたいお話です。

茉莉花

運命の相手じゃなくても、ちゃんと心は動くんだよ。システムを超えたところで、ふたりが選び取っていく恋。私はこの「じわじわ」を全力で噛みしめたい。だって、これ、絶対に甘い展開が待ってるやつじゃん!?

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