ひだまりが聴こえる(出演:榎木淳弥、古川慎)

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ひだまりが聴こえる(出演:榎木淳弥、古川慎)

発売日: 2026/07/24 | シナリオ: 文乃ゆき | 声優(CV): 榎木淳弥,古川慎

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紫苑

待っていましたよ、この作品を。文乃ゆき先生の名作が、榎木淳弥さんと古川慎さんという無敵のキャスティングで音声化。これは運命です。

「ひだまりが聴こえる」が音声作品として届ける、聴覚を超えた“心の響き”

大学1年生の杉原航平は、中学3年の冬に高熱が原因で突発性難聴となり、周囲とのすれ違いや誤解から孤独を抱えて生きてきた。端正な顔立ちゆえに誤解も多く、本来は温厚で優しい性格でありながら、不愛想な態度で距離を置くようになっていた。そんな航平の前に現れたのが、同級生の佐川太一。単純明快で思ったことをストレートに口にし、いつもお腹を空かせている無邪気な青年だ。

ひょんな出会いから航平のノートテイカーとなった太一は、航平の難聴を知っても何食わぬ顔で接し続ける。そしてある日、彼は航平に向かってこう言い放つ――「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」。その言葉に航平は心の底から救われ、静かに閉ざしていた感情が動き始める。

この作品の根幹にあるのは、聴覚障害という物理的な壁と、人の心の壁が交差する繊細な関係性です。二人の距離が縮まる過程には、無理な理解や過度な同情ではなく、日常のふとした瞬間の「気づき」が丁寧に積み重ねられています。ノートテイクのために近づく距離、文字を追う視線の先にあるもの。音声だからこそ、言葉にならない空気や間合いが際立つでしょう。

紫苑

やっぱりこのキャスティングは反則です。古川慎さんの航平の陰影と、榎木淳弥さんの太一のまっすぐな体温。想像しただけで鳥肌が立ちます。

見どころ

  • 声優の演技設計に心震える:古川慎さんが演じる航平は、聴覚情報に頼れないために生まれる微妙な声色の揺らぎが鍵。一方、榎木淳弥さんの太一は、思ったことをそのまま口にする明るさの中に、相手を思いやる誠実なトーンを乗せています。二人の声が交わるとき、行間を読ませるような間(ま)が生まれ、台詞と台詞の隙間に関係性の変化が滲むのです。
  • バイノーラル空間設計が紡ぐ“距離”:ノートテイクの場面では、航平の耳元に太一の声が近づく位置関係がリアルに再現されるはず。健聴者と難聴者という非対称なコミュニケーションにおいて、声の大きさや方向、距離の微妙な変化が、心理的距離の縮まりを如実に表現します。イヤホン必須です。
  • 台詞の持つ“重力”と音響の共鳴:「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」という決定的なセリフが、どのような音量とトーンで放たれるのか。この一言に、太一のすべてが詰まっています。また、航平の返す言葉の重み、沈黙の意味。音声だからこそ、感情の起伏がダイレクトに心に響くでしょう。

こんな人におすすめ

  • ✅ 障害やコンプレックスを抱えるキャラクターの、繊細な心情描写に弱い方。特に「難聴」という設定が持つ孤独と真摯に向き合う物語が刺さります。
  • ✅ ストレートで純粋な年下攻めに胸がときめく方。太一の無自覚な優しさと、航平への真っ直ぐな視線が、関係性を重く育んでいく過程を堪能できます。
  • ✅ 原作(文乃ゆき「ひだまりが聴こえる」)ファンで、声優による新たな解釈を聴いてみたい方。コミカライズやドラマCDとは異なる、音声作品ならではの臨場感が待っています。
紫苑

この作品は、BL音声において「関係性の重さ」を極限まで突き詰めた金字塔になる予感がします。航平と太一の間にある見えない壁と、それを超えるために紡がれる言葉のひとつひとつ。ぜひ、静かな夜にヘッドフォンで、その“音の隙間”に込められた想いを聴き取ってください。私も金曜夜のエナジードリンク片手に、気合を入れて臨みます。

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