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発売日: 2026/10/16 | 著者: 墨尽 / 渋江ヨフネ | 出版社: ジュリアンパブリッシング | レーベル: ブルームーンノベルズ
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待って待って待って。冒頭の「お前は私に選ばれた、この世で唯一の存在だ」で完全に持ってかれた。あたし、この一言だけで三日は生きていける。
地獄の王×花嫁候補、待望の続編が登場
「拝啓、地獄の王の花嫁候補に選ばれまして2」は、地獄の王「獄主」の花嫁として選ばれた聡一朗が、獄母となるための身体の変化に戸惑いながらも、獄主と周囲からの過保護なほどの溺愛に包まれていくBL小説です。前作で花嫁としての立場を得た聡一朗が、今作ではさらに深い関係と自らの出自に迫っていく展開が描かれます。
獄母になるための身体の変化……そこに戸惑う聡一朗を、獄主がどう受け止めるのか。あたし、そういう「変化する身体」を巡るふたりの距離感にめちゃくちゃ弱い。ていうか強すぎる。
天界編で明かされる出生の秘密
今作の大きな特徴は、神の側近リュシオルの導きによって聡一朗が天界を訪れる点です。聡一朗を甘やかしたいリシュオルの計らいにより、天界の人達との交流が生まれ、聡一朗自身の出生の秘密について理解を深めていく流れが用意されています。地獄側だけで完結せず、天界という新たな舞台が加わることで、物語の視野が広がる構成となっています。
リシュオルが聡一朗を甘やかしたいって……その時点でもう。天界の人達との交流って、獄主が知ったらどうなるの。あたし気が気じゃない。天界編、絶対読み応えあるやつ。
家出と誤解された獄主の焦燥
物語のもう一つの軸は、聡一朗の外出を「家出」と誤解させられた獄主の焦燥です。聡一朗の真意を知りたいと願いながら、獄主は天界へ向かいます。最愛の存在が自分の元を離れたかもしれないという不安を抱える獄主の心情と、それでも聡一朗を想い続ける姿が、物語に緊張感と切なさを与えています。
家出って誤解……獄主、どれだけ焦ったんだろう。聡一朗の真意を知りたいって、それってもう祈りに近い。あたし、執着ってこういう「相手の本心がわからなくて揺れる」時間がいちばん好きなんだよね。そこに作者さんの愛を感じる。
第一形態で抱くという選択
獄主は愛する聡一朗の身体の負担を考え、「第一形態で抱く」と言い出します。力を持つ王でありながら、相手の身体を最優先に考える姿勢が、この作品の溺愛の質を象徴しています。最愛の人から「史上最強に可愛い」と愛される関係性が、新婚花嫁という立場とともに描かれています。
第一形態で抱くって言い出すの、相手の負担を考えてのことなの……。力ある王が自分の在り方を相手のために選び直すって、それだけで関係性の深さが伝わる。あたし、そういう「強さの使い方」に弱いんだってば。
こんな読者におすすめ
- 地獄の王と花嫁という身分差のある関係性を楽しみたい方
- 溺愛される側の戸惑いと、溺愛する側の焦燥の両方を味わいたい方
- 天界と地獄という複数の世界観が絡むファンタジーBLを読みたい方
あたし、この作品の「溺愛」って、ただ甘いだけじゃないのがいい。獄主が焦ったり、聡一朗が戸惑ったり、その揺れがあるからこそ、二人の関係が生きたものに見える。作者さん、本当にわかってる。
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