📖 らぶカル TL漫画
発売日: 2026/10/10 | 著者: のほこ | サークル: のほほん村 | 122P
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ちょっと待って。ストーカー被害から始まる共同生活、って時点で私の心はもう持っていかれてるのよ。しかも相手が幼馴染で、ずっと欲しかった言葉をくれる人。……その甘さの裏に何かが隠れてるんでしょう? その「隠されていた本心」って言葉だけで、今夜は眠れなくなりそう。
幼馴染との共同生活から始まる、甘さと違和感の同居
本作は、長年想いを伝えられずにいた澪と、その幼馴染である亮介の関係を描くTL漫画です。ストーカー被害をきっかけに二人は共同生活を始めることになります。優しく世話を焼いてくれる亮介との距離は急速に縮まり、澪は「全部俺に任せておけば大丈夫」という、ずっと欲しかった言葉と温もりに満たされていきます。
一方で、甘やかされるほどに拭えない違和感も大きくなっていく——という点が、本作を単なる幼馴染ものにとどめない軸になっています。執着、独占欲、そして隠されていた本心。あらすじが示すのは、幼馴染の愛が思っていたより「重い」ものだったという着地点です。甘いだけでは終わらない、サスペンスの空気をまとっているのが特徴と言えます。
共同生活って、逃げ場がないのよね。家に帰れば必ずそこにいる。優しさが安心から監視に変わる瞬間、大人になればなるほどリアルに刺さるわ。
「ずっと欲しかった」が危うさに変わる、執着の描き方
澪が求めていたのは、安心して身を預けられる相手と、その言葉そのものです。亮介はそれを見事なまでに差し出してくる。けれど、あらすじにある通り、その愛は澪の想像より重い。読む側としては、どこまでが本物の優しさで、どこからが独占欲なのか、その境界を探しながら頁をめくることになります。
- 幼馴染という、長い時間を共有しているからこそ成立する距離の近さ
- ストーカー被害という非日常が、二人の関係を一気に近づける推進力になっている点
- 甘さと違和感を同時に積み上げていく、サスペンス寄りの空気
こうした要素が重なるため、ただ甘いだけの幼馴染ものを求める方には少し刺激が強いかもしれません。逆に、相手の執着がどこまでいくのか、その重さごと読みたい方には向いている作品です。
「全部俺に任せて」って、一番言われたい言葉のはずなのに、この作品だと背筋がすっと寒くなる方向に効いてきそうで。そこがいいのよ。優しさの温度が、少しずつ高すぎる方へずれていく。その過程を追いかけるのがたまらないわ。
こんな人に向いている作品
幼馴染との再接近や共同生活というシチュエーションに惹かれる方、相手の愛情が重い方向に振り切れていく過程を楽しめる方に合います。甘さの中に潜む違和感を拾いながら読むタイプの作品なので、じわじわと空気が変わっていく展開が好きな方ほど、頁をめくる手が止まらなくなるはずです。





