📖 らぶカル TL漫画
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描くことで近づいて、描かれることで特別になる——美大発の純愛
美大に通う正反対の2人が、絵を通してお互いに惹かれあっていくお話です。ヌードデッサンの授業で澪の裸をモデルとして見た蓮。その瞬間から、2人の関係はゆっくりと、でも確実に変わっていきます。
「描かれることで、私は誰かの特別になれた気がした」「描くことで、その人の心をもっと知りたくなった」——このあらすじの言葉だけで、もう物語の温度が伝わってきませんか。絵を介した関係だからこそ、視線や距離感の一つひとつが甘くて、じれったくて……。
嫉妬、熱情、恋焦がれ。3つのキーワードが示す通り、蓮の感情がだんだんと制御できなくなっていく過程が丁寧に描かれているんだろうなと想像するだけで……。全117ページ、純愛で甘々で、ちゃんとハッピーエンド。安心して溺れられます。
蓮の「俺専用でええから」——独占欲が溢れ出す瞬間
あらすじで最も心を掴まれるのが、蓮のこのセリフです。《もうモデルには出んなよ。次からは、俺専用でええから》。ヌードデッサンという、不特定多数の視線に澪の身体が晒される状況。それを目の当たりにした蓮が口にしたのが、この言葉です。
「モデルには出るな」という束縛ではなく、「俺専用でええから」と続くところがもう……。嫉妬と独占欲なのに、どこか優しさが滲んでいる。強引なのに、澪を大切に思っているのが伝わってくる。このバランスがたまらなく好きです。ここから2人の関係がどう変わっていくのか、想像するだけで胸が締め付けられます。
絵を通してしか近づけなかった2人が、絵を越えていく
この作品の根幹にあるのは「絵」という媒体です。澪は描かれる側、蓮は描く側。言葉にできない感情を、線や陰影に乗せて伝え合う関係性。でも物語が進むにつれて、絵だけでは収まらなくなっていくんですね、きっと。
「その人の心をもっと知りたくなった」という蓮の想いは、絵を描くだけでは満たされなくなって、直接触れたい、もっと近くにいたいという欲求に変わっていくんでしょうね。美大という舞台だからこその、芸術と恋愛が交差する独特の甘さがあります。純愛でありながら、熱情がじわじわ溢れ出す。そういうお話なんだと思います。





