📖 らぶカル BL漫画
発売日: 2026/11/03 | サークル: Vincent | 59P
フリーランサーの日常に白馬の王子……この取り合わせ、構造的に見るとかなり面白い位置に王子を置いてきてる。日常の延長線上にファンタジーが差し込まれる瞬間って、心理の揺れが一番よく見えるところで。
カフェと修正メールの日常に、白馬の王子が現れる
『トリップ』は、フリーランサーの誠を主人公にしたBL漫画です。行きつけのカフェで仕事をするのが日課の誠のもとに、ある日突然「白馬の王子」が現れる——という導入が特徴的です。
物語の起点は、ごく普通の平日。いつものカフェへ向かう道でノラ猫が目の前を横切り、正面衝突かと思いきや猫はうまく回避していく。カフェに着いた誠はアイスカプチーノを片手にお決まりの席へ。ラップトップを開き、依頼主たちからの返信メールに目を通す中で、修正メールにイラついているところで、白馬の王子が現れます。
日常の作業風景と、非日常の訪問者。この落差そのものが本作の入り口です。仕事のメールに苛立つ現実的な場面と、白馬の王子というファンタジックな記号が同じ空間に置かれることで、誠がこれから何に巻き込まれていくのかが気になる立ち上がりになっています。
修正メールにイラついてる横で王子が来るの、いい。誠の感情が一番ざわついてるタイミングに差し込んでくるのが……あらすじを読む限り、この出会いの温度差がそのまま物語の軸になりそう。
「白馬の王子」という記号をどう扱うか
本作で目を引くのは、相手役が「白馬の王子」という言葉で示されている点です。童話や物語の定型としての王子が、フリーランサーの日常に現れる。この設定の組み合わせが、本作を他のBL漫画と分ける具体的な特徴になっています。
あらすじの範囲では、王子が何者なのか、誠とどう関わっていくのかは明かされていません。だからこそ、日常と非日常の境界がどう揺れていくのか、誠の側の反応がどう変わっていくのかが読みどころとして見えてきます。
こんな人に合いそう
- 日常の延長線上に非日常が差し込まれる導入が好きな方
- 仕事中の苛立ちと、突然の来訪者の対比を楽しみたい方
- 「白馬の王子」というモチーフがどう物語に組み込まれるか気になる方
王子が誠にとって何なのか、まだ何も分からない状態から始まるのがいい。あらすじを読むと、この出会いが誠の日常をどこまで変えていくのか……そこが読み進める動機になりそうで。




