📝 DMM.com TL小説
発売日: 2026/10/05 | 著者: 前澤のーん / 海原ゆた
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ちょっと待って。ハッピーエンドにしたはずなのに、肝心の攻略対象がこっちへ来るってどういうこと。しかも婚姻届を片手に、ですよ。冒頭だけで心臓が持っていかれました。
ゲームを終わらせたはずのモブに、攻略対象が向かってくる
主人公のルチアは、不慮の事故で命を落としたあと、生前から大好きだった乙女ゲームのモブキャラに転生します。彼女が願ったのは、攻略後の世界を自由に生きること。そこでヒロインと攻略対象の一人である魔術師カシアンが結ばれるよう、陰ながらサポートに回ります。
そして世界はゲーム通りのハッピーエンドを迎えます。役目は果たした、あとは自由に――そう思った矢先に、カシアンがルチアへ求婚してくるのです。さらに身に覚えのない罪に問われ、追われる身となった彼女は、カシアンの屋敷で保護されることになります。
罪に問われて逃げ込んだ先が、その求婚してきた本人の屋敷なのよね。保護という言葉の響きだけは優しいのに、これはもう逃げ場を用意された側の話でしかない。
サポート役だったモブが、なぜか選ばれてしまう流れ
ルチアはヒロインとカシアンを結ばせるために動いた、いわば脇の存在です。なのに迎えた結末のあとで、カシアンが選んだのはヒロインではなくルチアでした。ゲーム通りに進んだはずの世界で、想定外の相手へ向かっていく。この静かなズレが、物語の発端になっています。
罪を着せられ、彼の屋敷へ保護される展開
身に覚えのない罪に問われ、追われる身となったルチア。逃げ込む先として用意されるのが、カシアンの屋敷です。守られる場所であると同時に、彼の領域へ入ることを意味する状況でもあります。求婚と保護が重なることで、ルチアの側に選択の余地が残りにくくなっていきます。
底なしの独占欲を持つドS魔術師、という一言がもう全部を持っていくのよ。求婚がゴールじゃなくて、そこから始まる囲い込みの予感しかない。罪を着せられた先の保護って、優しさの形をした檻かもしれないのに、その危うさごと読みたい。大人になってから刺さるタイプの執着です。





