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発売日: 2026/09/18 | 著者: Kanakiira Ourekio
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わがままナルシストが、地味な長身にポジション奪われてキスされる。この時点で既に匂う。久野の「普段は温厚なのに木城にだけ大胆」が、もう執着の芽。
わがままナルシストの日常が、静かに侵食されていく物語
木城成海は、男子校時代からその容姿で周囲にちやほやされ、わがままに育ったナルシスト。大学でも当然のように人気者になれると信じていたが、その座は長身で地味な久野に奪われてしまう。プライドの高い木城にとって、これは看過できない現実です。
さらに追い打ちをかけるように、先輩主催の飲み会で体調を崩した木城は、介抱に来た久野からキスをされてしまう。関わりたくない相手なのに、様々な事情から接点が絶えず、ムカムカしながら大学生活を送ることに。逃げたいのに逃げられない距離感が、じわじわと二人の関係を変えていく。
そこへ高校時代の友人・盛岡が現れ、物語は三角関係の様相を帯びます。救出劇を経て、久野と木城の心の距離はぎゅっと縮まっていく。わがままで上から目線の木城と、温厚でありながら木城のことになると大胆になる久野。対極の二人が交わっていく過程が、丁寧に描かれています。
「関わりたくないのに接点が絶えない」……これ、執着の温床。久野がわざと接点を絶やさない可能性、ある。木城のムカムカが、いつ別の感情に変わるのか。
見どころ
- 久野の「普段は温厚、木城にだけ大胆」の二面性:人当たりが良くおだやかな男が、木城が絡むとキスという大胆な行動に出る。このギャップは、無自覚か自覚的か。木城への執着の萌芽として読める仕掛けです。
- 逃げられない距離感が生む関係の変化:関わりたくないのに接点が絶えない状況が続くことで、ムカムカという感情が次第に別の何かへ移り変わっていく。わがままな木城が、久野を意識せざるを得なくなる過程が見どころ。
- 盛岡の登場による三角関係と救出劇:高校時代の友人が現れることで関係性が揺れ、その後の救出劇を経て久野と木城の距離が縮まる。外からの介入が二人の本音を引き出す構造になっています。
こんな人におすすめ
- ✅ ムカムカから始まる関係が、じわじわ変質していく過程を追いたい人
- ✅ 温厚なキャラが特定の相手にだけ大胆になるギャップに惹かれる人
- ✅ 三角関係や救出劇を挟みながら、最終的に二人の心が縮まる展開を読みたい人
キスが事故ならまだしも、久野が木城のことを「たまに大胆になる」相手って時点で、もう特別扱い。無自覚の執着か、自覚済みのそれか。木城がムカムカしてる間ずっと、久野は何を考えてたのか。そこを想像しながら読むのが一番おいしい。じわじわ、じわじわ来る。噛みしめたい。




