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初恋拗らせ系幼馴染の、ねじ伏せられて堕ちていく過程がエグいほど丁寧
本作は、幼い頃から年上の幼馴染・光輝に片思いを続けてきた遠亜が、彼の遊び人化にショックを受けオナニーへ没頭する日々を送るという導入から始まります。しかしその秘密の行為を光輝に目撃されたことで、なぜか彼に抱かれる流れへ。好きだからこそ「セフレ扱い」が嫌で否定し続ける遠亜でしたが、激しい責めに耐えきれず、徐々に本心を曝け出していくという構図です。
タイトルからも明らかな通り、本作は「わからせ」要素が前面に押し出された作品です。気持ちを認めない受を、攻めが身体から攻略していく展開は、関係性の変化を直球で描くBLならではの醍醐味と言えるでしょう。拒絶の裏にある感情を暴かれる快楽と羞恥の狭間で揺れる遠亜の心情が、丁寧に描かれている点が大きな魅力です。
プレイ内容には拘束や玩具など、ハードめなプレイが並んでいます。しかし単なるプレイの羅列ではなく、光輝が遠亜の「好き」を引き出すための手段としてそれらを用いていると読み取れるのがポイント。身体の繋がりが、拗らせた初恋をどう解きほぐしていくのか、その過程が丁寧に描かれているからこそ、タイトルの破天荒さに負けない納得感が生まれているのだと思います。
不器用なまでに真っ直ぐな、二人のすれ違いが萌える
受の遠亜は、幼い頃から光輝が好きだったにも関わらず、その気持ちを頑なに隠そうとします。遊び人になった光輝を目の当たりにし、失恋のショックからオナニーに没頭するという、不器用で健気な性格が見て取れます。好きだからこそ軽く扱われたくない、という遠亜の繊細な心情が、彼の行動の根幹にあるのでしょう。
一方の攻・光輝は、昔から小さくて可愛い遠亜が好きだと明言されています。しかしその想いを素直に伝えることができず、溜まった欲求をセフレで発散していたというから、こちらも相当な拗らせよう。遠亜に「遊び人」と判定されても、彼を手放す気はないという強引さと執着の強さが、「わからせ」という行為に説得力を持たせています。
お互いに相手のことは好きなのに、その気持ちがすれ違っている点が本作の関係性の核です。光輝の遠亜へ向ける感情は独占欲に近く、他のセフレとは明らかに扱いが違うと示唆されているからこそ、遠亜の「否定し続ける」態度にも意味が出てきます。二人の不器用な愛情表現がぶつかり合い、やがて一つに重なる瞬間が、この作品の最大の見どころになるはずです。
「好き」を認めない遠亜の心が、どう溶かされていくのか
この一文は、遠亜の心情を象徴していると言えます。彼が気持ちを否定するのは、光輝への想いが冷めたからではなく、まさに「好き」だからこそ。他のセフレと同じ扱いをされるくらいなら、本心を曝け出さずにいたいという遠亜のプライドと弱さが、この言葉からひしひしと伝わってきます。
光輝に「好きだろ」と核心を突かれても、否定し続けることで必死に自分を守っている遠亜。しかしその防御は、光輝の執拗なまでの愛撫と激しい言葉によって、少しずつ崩されていくことになります。身体は正直で、心は否定しているのに反応してしまう自分自身に、遠亜がどれほど戸惑うのか。その葛藤の描写こそ、この作品の読みどころではないでしょうか。
また、光輝が遠亜に「好き」と認めさせることに固執する理由も、彼なりの愛情の形なのでしょう。セフレでは満たせない、遠亜だからこそ欲しい言葉。それを獲得するために、彼は「わからせ」という手段を選んだのだと考えると、この行為の一つ一つが愛おしさの裏返しであるように思えてきます。
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