【DLsite専売】『氷の将軍は捨てた女を許さない』 〜七年前に婚約を破棄したのはわたしなのに、戦から帰った将軍に「許すつもりはない」と閨に運ばれて、朝まで奥に注がれ続けた話〜

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『氷の将軍は捨てた女を許さない』 〜七年前に婚約を破棄したのはわたしなのに、戦から帰った将軍に「許すつもりはない」と閨に運ばれて、朝まで奥に注がれ続けた話〜

発売日: 2026/08/16 | 著者: 齋藤あいり | サークル: 齋藤あいり | 82P

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桃香

七年前に捨てた相手が、将軍になって負債ごと彼女を囲い込む……この執着がたまらないのよね。ただの復讐じゃなくて、七年分の手紙が詰まった木箱の存在がもう、甘いのか苦いのかわからないわ。

許さない、と告げる将軍の愛のかたち

『氷の将軍は捨てた女を許さない』は、七年前の婚約破棄をきっかけに、将軍へと成り上がった男が、捨てたはずのヒロインを「許さない」と宣言するところから始まるTL作品です。冒頭のあらすじだけを見れば、復讐もののように思えます。しかし、実際に彼が取った行動は、負債の買い取り、屋敷でいちばん良い部屋、季節ぶんの服、針仕事で荒れた指のための上等な針。報復にしては、あまりにも丁寧で執拗です。

この作品の魅力は、復讐という名の情愛が、文章の行間からじわじわと滲み出てくるところにあるでしょう。将軍は「許すつもりがない」と言いながら、ヒロインの生活を徹底的に整える。その行動の裏にある感情を想像すると、言葉にできない熱いものが込み上げてきます。濡れ場も5場面、焦らしから七年分を解き放つ夜まで、濃密に描かれているとのこと。長編約2.4万字というボリュームで、ふたりの感情の機微を丁寧に追体験できる構成になっています。

また、本作は「氷の男シリーズ」第八作。シリーズを通してのテーマである「氷の男」の執着の描き方が、今作では特に際立っている印象です。将軍がヒロインに与えるものは、どれも彼女の現在の苦しさを知った上での選択。単なる所有欲ではなく、かつて愛した女性への、歪んだ配慮が感じられます。許さないと言いながら、離さない。その矛盾こそが、この物語の読みどころと言えるでしょう。

桃香

「許すつもりがない」って言いながら、部屋も服も指のための針も用意するなんて、憎しみというより執着の方が勝ってるわよね。もう、この歪んだ優しさの温度差がたまらないの。

七年の歳月を飛び越える、ふたりの関係性

ヒロインは七年前、家が潰れかけ、債権を握る侯爵から「娘を寄越せば猶予をやる」と言われ、当時ただの少尉だった彼に「あなたでは、釣り合いません」と告げて婚約を破棄しました。しかし、それはすべて嘘。彼を守るための偽りの言葉だったのです。この事実が、あらすじの中盤で明かされる将軍の「知っていることと、許すことは、別だ」という言葉に、重くのしかかってきます。

将軍は彼女が嘘をついた事情も、侯爵の脅しも、三日で調べ上げていた。それでもなお、彼は「許さない」と言い続けます。この描写から見えるのは、彼が単にヒロインを責めているのではなく、七年前に置き去りにされた感情を、どう処理すればいいのかわからないまま、彼女を手放せないでいる姿です。報復されると思っていたヒロインにとって、与えられる優しさは、かえって罪悪感を深めるものになっているでしょう。

ふたりの関係性は、身分差と七年という時間を超えた先にある、許されないままの共依存に近いものかもしれません。将軍は負債を買い取り、彼女の債権者となることで、合法的に彼女を繋ぎ止める手段を選びました。その執着の深さは、彼女の生活の隅々にまで及んでいます。針仕事で荒れた指のための上等な針。そんな細やかな配慮が、彼の「許さない」という言葉の重みを、より一層際立たせているのです。

桃香

書斎の遠征用の木箱に、白い封筒が隙間なく詰まってて、いちばん下の一通の日付が彼女を捨てた翌日……これだけで泣けるわ。生きている、今日はそれだけだって、よく書けたわよね。

「許さない」という言葉の奥に隠された真実

「知っていることと、許すことは、別だ」

この一文は、本作のテーマを象徴していると言えるでしょう。将軍はヒロインが嘘をついた理由をすべて知っている。それでも「許さない」と宣言する。なぜなら、許してしまえば、彼女を繋ぎ止める理由がなくなってしまうから。事情を理解した上でなお、彼女を手放さないための言葉が「許さない」なのだと、このセリフからは読み取れます。

七年前に捨てられた傷は、彼の中で決して癒えることなく、将軍という地位を得た今も、ヒロインへの執着として燻り続けているのでしょう。彼が三日で調べ上げたという事実は、彼が長年このことを考え続けてきた証拠でもあります。報復されると思っていたヒロインの予想に反して、与えられたのは優しい部屋と衣服と針。彼の愛は、復讐の形を借りた、あまりにも歪んだ形で彼女へと注がれています。

許さないと言いながら、離さない。その矛盾の先に、どんな結末が待っているのか。タイトルには「閨に運ばれて、朝まで奥に注がれ続けた話」とあり、身体の関係も濃密に描かれるようです。七年分の想いを、言葉ではなく身体で証明するような夜になるのでしょう。許されないまま、それでも与えられる熱を、噛みしめるように味わいたい作品です。

桃香

七年前の嘘も、将軍の執着も、全部わかった上で「それでも許さない」って言い続けるのが、もう本当に……わかりみが深いわ。復讐じゃなくて、七年分の愛を返すための口実なのよね。この拗らせ方が、私の推し活のど真ん中。

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