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▶ 『火傷痕を隠すため通った彫師の大男に『痛かったらすぐ言え』と一針ごとに確かめられて施術台にうつ伏せのまま何時間もクリを嬲られ最後は種付けされた話』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
針の音とともに刻まれる、二人だけの確かめ合い
この物語は、火傷の痕を隠すために彫師の元を訪れた26歳の女性・柳井みなもと、191cmの大男である彫師・阿久津遼の、全六回・一回六時間に及ぶ施術を通じて紡がれていく体格差ラブストーリーです。左の脇腹から背中にかけての火傷痕を七年間隠して生きてきたみなもが、カバーアップの施術を受ける中で、無口で強面な遼の意外な優しさに触れていく様子が描かれます。
施術中、遼は一針ごとに「痛かったら、すぐ言え」と必ず確認し、三十分おきには自分から手を止める。その徹底した気遣いの中、痕の輪郭をなぞる指先だけが毎回少し長く留まるという描写からは、プロとしての冷静さと、抑えきれない特別な感情の両方が感じられます。四回目の夜に遼が放つ「綺麗だ」という言葉と、直後の狼狽も見逃せません。
キャラクターの魅力と関係性
視点人物であるみなもは、断られるのが怖くて先回りして謝る癖を持つ、どこか不器用で健気な女性です。傷を隠すために生きてきた彼女が、遼の施術を通じて「痕ごと確かめられる」体験をする過程は、彼女の心の変化とともに丁寧に描かれます。
対する遼は、必要なこと以外は喋らない無口な彫師でありながら、客の身体に触れる仕事だからこそ「確認だけは絶対に省かない」というプロフェッショナル。その一見そっけない態度の奥に、みなもへの執着が静かに、しかし確実に育っていく様子が、彼の行動の端々から伝わってきます。仕上げの六回目に、彼女が来る理由が無くなると気づいたのが二人同時だった、という点も、この物語の切なさを象徴しているでしょう。
一針ごとの確認が生む、焦らしの緊張感
この作品の最大の魅力は、施術中の「確認」がそのまま官能のリズムになっている点です。「痛かったら、すぐ言え」という言葉が交わされるたびに、針が肌を刺す鋭い感覚と、遼の指先がもたらす別の感覚が同居し、読者はみなもと同じように息を詰めて頁をめくることになるでしょう。三十分おきに手を止めるという律儀さが、逆に二人の距離を少しずつ縮めていくのがもどかしくも愛おしい。
下絵に隠された、二年前から続く密かな想い
物語終盤、みなもが自分の背中が描かれているのは後ろの六枚だけだと知り、前の二十五枚は二年前の秋から月に一枚ずつ増えていた、痕も背中もない牡丹だったという事実が明かされます。これは、遼が施術の契約が始まるはるか前から、みなもを見ていたことを示す決定的なエピソードです。無口な男の一途な想いが、数字と絵で示されるこの展開は、読者の胸を確実に打つでしょう。
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