🎧 DLsite TL/乙女ボイス
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「治療」という名の関係から始まる、クールな天才医師との物語
『処方されたのは、先生でした。』は、突然倒れて病院で目を覚ました主人公が、若い男性医師から「性行為欠乏性不整脈」という未知の病を宣告されるところから始まる乙女向けボイス作品です。治療法も分からない病を前に絶望する主人公に対し、担当医の北条アキラが何とか治療しようと奮闘していく、というのが物語の軸になります。
本作を他と分けるのは、ヒーローが「治療と研究のため」という立場を崩さないまま主人公と向き合う点です。27歳にして天才と称される大学病院の医師であり、元は一流の外科医。未知の病を研究したいという理由で転属してきたという経歴が示すとおり、医療への関心が中心にある人物として描かれています。クールで独身、恋愛ごとには縁遠い北条が、治療という名目のもとで主人公と距離を縮めていく構図が、この作品の読みどころであり聴きどころです。
北条アキラという人物 ― クールな医師の「治療」との境界線
北条アキラは一人称が「僕」、主人公を「アナタ」と呼ぶ27歳の医師です。天才と称されるほどの腕を持ちながら、作中ではあくまで医療と研究を優先する姿勢が示されています。主人公との関わりも、本人の中では治療の一環として位置づけられているという設定です。
この「治療」と「それ以上の何か」の境目がどこで揺らぐのか、というのが本作を追ううえでの焦点になります。クールな医師が professionnel な立場を保とうとするほど、聴き手としてはその先の変化を期待してしまいます。あらすじの時点では、北条の心情がどこまで変化するかは明示されていません。だからこそ、トラックを追うごとに二人の距離がどう動くのかを確かめたくなる構成です。
収録トラックに見る、関係の変化を追う構成
全5トラックで構成されており、タイトルからは関係の段階が進んでいく流れがうかがえます。TRACK01「発覚」では病の宣告と最初の治療が描かれ、TRACK02「治療と研究」、TRACK03「羞恥の効果?」と続きます。TRACK04は「性行為は繁殖行為に限らない」というタイトルで、TRACK05「永続的な治療」で物語が締めくくられる構成です。
- TRACK01「発覚」― 病の宣告と、最初の治療が始まる導入
- TRACK02「治療と研究」― 医師としての立場と治療の関係が進む中盤
- TRACK03「羞恥の効果?」― タイトルに「?」が付く、関係の揺らぎを示すトラック
- TRACK04「性行為は繁殖行為に限らない」― 治療の枠組みが広がる展開
- TRACK05「永続的な治療」― 物語の到達点となる最終トラック
トラックタイトルが「発覚」「治療と研究」「永続的な治療」と並ぶことで、単発のシチュエーションではなく、病の宣告から治療の継続までを一本の流れとして追う構成であることが分かります。北条の立場が治療からどう移ろっていくかを、順を追って確かめられる作りです。
こんな人におすすめ
クールで立場をわきまえたヒーローが、治療という建前を保ちながら少しずつ主人公との距離を変えていく過程を楽しみたい方に向いています。医師と患者という関係から始まる物語、立場のある人物が揺らいでいく様子、そして関係が段階的に進んでいく構成を重視する方には特に刺さる作品です。逆に、最初から甘い言葉を惜しみなく浴びせられる展開を求める方には、序盤のクールな距離感が物足りなく感じられる可能性があります。
ヒーローを演じるのは乃木悠星さん、シナリオはせーいちさんが担当しています。DLsite専売の作品ですので、購入を検討する際は販売ページで収録内容や注意事項をご確認ください。
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