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発売日: 2026/10/09 | サークル: PANPAN WORKS
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番外編で、しかも本編の主人公が出ないのね。そこをあえて単体で読ませにくる構成、私は好きよ。加護っていう関係性の名前だけで、もう静かにそそられるわ。
本編の「前」を切り取った、一話完結の番外編
本作は、本編の主人公である押凛子が登場する前の時間を描いた番外編です。主人公は三波日奈と水瀬日空のふたり。居場所を求めて彷徨っていた三波日奈が、怪異に襲われたことをきっかけに、退治されるまでの間、水瀬日空と「加護」の関係を持つことになる——という導入が公開されています。本編を読んでいなくても、この番外編だけで一話完結として読める作りになっている点がまず特徴です。
「退治されるまで」ってところが、もう。期限つきの関係なのよね。いつか終わると分かっているからこそ、その間の距離の詰まり方に目がいくわ。
「加護」という名の関係性と、ふたりの性格
水瀬日空は、性交を通して怪異から身を守る加護の力を授ける役割を担う人物です。表面上はクールですが、内心では色々と渦巻いていると紹介されています。一方の三波日奈は、思ったことははっきりと伝え、望んだことは動いて行動するタイプ。水瀬を揶揄うのが好き、という性格も明かされています。
守る側と守られる側という構図に、日奈の揶揄うような強気さが重なることで、単純な主従や保護関係には収まらない空気が生まれます。クールな相手をこちらから揺さぶっていく距離感が好きな方には、刺さる組み合わせと言えるでしょう。
- 本編前の時間軸を、独立した一話として読める番外編
- 「加護」という目的のために結ばれる、期限つきの関係性
- 揶揄うのが好きな日奈と、クールな表面の下に内面を抱える水瀬の対比
- 男の子は基本的に攻め側。たまにやや押され気味な場面もあると明記
揶揄うのが好きな子が、クールな相手の内側をちょっとずつ覗いていくのよね。表面は冷静なのに、内側では色々渦巻いてるって、その一文だけで私はもう長いこと考えられるわ。
こんな読み方に向いている作品
あらすじからは、守るための行為でありながら、互いの感情がそこに乗っていく過程が描かれることがうかがえます。クールな相手の内面がにじむ瞬間や、強気な受け側の言葉が攻めの平静を揺らす場面を楽しみたい方に向いています。本編の隠蔽処理は白線であること、本文128ページのボリュームであることも公開情報として確認できます。学園もののピュアな展開よりも、目的のある関係の温度変化を味わいたい夜に合う一冊です。
甘いだけじゃ終わらない予感がするのよね。私、こういう「目的のために始まった関係」の、目的が終わる直前の空気がいちばん好きなのよ。単体で読める番外編だから、迷ってる人はここから試してみるのも手ね。
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