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兄の親友×振られたばかりの公務員、居候先で始まる「取り調べ」
市役所の窓口で働く三輪航(26)は、異動で通勤が遠くなったことをきっかけに、兄の親友である刑事・藤代啓吾(34)の2LDKに居候しています。そんな居候二週間目の深夜、一年付き合った彼女から電話で振られてしまう航。落ち込む航に、張り込み明けで帰宅した藤代は何も聞かず、自分のパーカーを頭から被せて温かいココアを押しつけ「風邪ひくだろ、バカ」とだけ言います。
振られた理由を打ち明けた航に、藤代は「相手が、お前の何も引き出せなかっただけだ」と返し、断っても居候は続けていいと先に伝えたうえで、「教えてやろうか。俺は男だぞ。それと、俺のやり方は優しくねえ」と問いかけます。素面のまま「……教えて、ください」と答える航。この作品の核は、この一晩の「取り調べ」が、単なる強引な展開ではなく、本人の口から選ばせる手続きで組み立てられている点にあります。
同意の手続きが丁寧だからこそ、その先が際立つ
藤代は去年の忘年会のビンゴで押しつけられたジョークグッズの小瓶を出し、「先に言っとく。これは媚薬だ」と明かしたうえで、「飲まなくても続きはやる。飲むかどうかは、お前が決めろ」と選ばせます。航は成分表示を読んでから自分の手で半分だけ飲み、「やめるなら今だ」ともう一度確かめられたあと、自分から両手を差し出しておもちゃの手錠をかけられます。手錠も横のレバーで外れるものだと、始める前に見せてから使われます。
行為中は取り調べのような口調で問い詰め、気持ちいい場所を自分の言葉で言わされる供述のやり取りが続きます。長い乳首責めと乳首ローター放置、寸止め、前立腺開発、潮吹き。片脚を肩に担がれての一度目の大量中出し、手錠をベッドヘッドの柵に通した膝立ちの後背位での二度目と、プレイの流れにも具体的な組み立てがあります。それでいて藤代は、手錠の両手に指を絡め続け、合図と呼吸と瞳をこまめに確かめる。口の悪さと、行為中の細やかな確認。この二つが同居しているのが、藤代という人物の輪郭になっています。
「物件のチラシ」が示す、この関係の行き先
航が就職して再会してから数年、藤代はずっと黙って想い続けていて、物件のチラシが届くたびに少しだけ不機嫌になる、という設定が公開されています。冒頭では居候の期限を決めるはずだったチラシが、明け方にはゴミ箱に入り、航は兄に「もうちょっと、ここにいる」と送る。二度目の射精の瞬間、藤代は口の悪さが崩れて「好きだ、ずっと前から」と本音を溢れさせます。
口が悪く無愛想な刑事が、言葉ではなく先回りした行動で想いを積み重ねてきたこと。そして、振られたばかりで自分に足りないものがあると思っていた航が、最後には媚薬ではなく藤代だから感じていたと自分で認めること。行為の激しさと、関係が動き出す静かな手続きの対比が、この作品を単なる勢いの一晩で終わらせていない要素です。
こんな読者に合いそう
- 兄の親友という近すぎる距離感と、そこから始まる関係の変化を読みたい方
- 強引な口調と、事前に用意された選択肢や合図の丁寧さ、その両方がある攻めを好む方
- 行為だけでなく、その後の「ここに住め」に至るまでの手続きごと物語として味わいたい方
DLsite専売のBL小説です。振られたばかりのノンケ公務員が、居候先の刑事との一晩を通して自分の本音にたどり着くまでが、公開あらすじで確認できる範囲の大きな流れです。
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