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▶ 『毒殺の濡れ衣で処刑される悪役令嬢に王立薬園の園丁頭が『貴女に効く毒だけを私が育てた』と告げ、錠のない温室で毎夜種付けされ孕むまで帰されない話♡♡♡』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
処刑を宣告された悪役令嬢が、毒を仕立てる園丁頭のもとへ
本作は、乙女ゲーム『銀の薬草譜』の悪役令嬢アンリエット・ボワイエに転生していたと気づくところから始まるTL小説です。王太子エミリアンの杯から毒が出たことで婚約を破棄され、処刑を宣告されたアンリエット。この国の処刑は薬園の毒で行われ、罪人ごとに効く毒を選んで仕立てられるのは、王立薬園の園丁頭ジェルヴェ・オーリアックただ一人という設定です。
薬園の奥へ移されたアンリエットに、ジェルヴェは「貴女に効く毒だけを私が育てた」と告げます。園じゅうのどの草も彼女を殺せず、殺せる一株だけが彼の手の中にあり、彼が渡さないかぎり処刑は執行されません。温室の硝子戸には錠がなく、鍵束も毎晩卓の上に置かれる。それでも彼女は出て行かず、という関係性が軸になっています。
四年前の一株がつないだ、園丁頭の一途な執着
二人の関係には、処刑の場面より前の時間軸があります。四年前、毒草区で自分の腕に毒を試して倒れたジェルヴェのために、解毒の一株を選んで摘んだのが十九歳のアンリエットでした。その日から彼は、彼女に効く一株だけを毎年自分の手で植え替え続けてきたとされています。
アンリエットは薬草の効きを香りで見分ける鼻を持ち、園丁の手仕事に敬意を払う数少ない令嬢という人物像です。処刑を宣告されても土いじりの手を止めない、という描写からも、彼女が植物と手仕事に向き合う人であることが伝わります。二十四歳の令嬢と三十三歳の園丁頭という、身分も立場も異なる二人の距離感が、物語の中心にあります。
温室という閉じた場所で描かれる、逃避ではない大人の関係
舞台となるのは、乾いた草の匂いが立ちこめる温室と乾燥棚の並ぶ薬園の奥。硝子戸に錠はなく、鍵束は毎晩卓の上に置かれるという、あえて閉じていない空間です。にもかかわらずアンリエットは出て行かず、そこでジェルヴェと夜を重ねていきます。
物語は破滅エンドではなく、薬園の株の出納簿から毒の切り出された日と株の欠けを辿ることで、王太子の杯に何が落とされたかが分かっていく展開へ進みます。真犯人の名の並んだ出納簿の頁を国王の前の卓に置く、というハッピーエンドが示されている点も、本作の特徴です。ざまぁ要素と、静かな執着の物語が同時に味わえる構成になっています。
こんな人に合う作品です
- 悪役令嬢もの、異世界転生ものを読みたい方
- 身分差や立場の違いを背景にした、大人の執着を描く関係性を楽しみたい方
- 閉じた空間で二人の距離が縮まっていく過程をじっくり読みたい方
- 破滅ではなく、真相解明とハッピーエンドへ向かう筋立てを求める方
全71ページ。R18作品のため、18歳未満の購入・閲覧はできません。登場人物はいずれも18歳以上の成人として描かれ、作中の性行為は成人同士の合意にもとづくものとされています。異世界転生ファンタジーを題材としたフィクションであり、現実の毒物や処刑、強要を肯定するものではない旨も明記されています。
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