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▶ 『当直の申合せに署名した私が夜行の郵便区分室の休憩室で主任に消印の時刻の脇へ就眠を書き足されながら朝まで奥に中出しされていた話』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
「署名した側」から始まる、当直室の七日間
本作は、夜行便の郵便区分室で働く瀬田さなえ(26歳)を視点人物に据えたTL小説です。彼女は四年前、職場の当直申合せ第七条の末尾に自分で署名しています。第七条は「仮眠の者は起こさず、時刻だけを控える」という取り決めで、仮眠の順が回るたびに、起きると当直簿へ就眠と起床の時刻が記されています。記入するのは主任の陣内隆一(34歳)です。
この作品を他と分けるのは、関係の重さを「申合せ」という職場の紙に載せている点です。誘われたわけでも、強いられたわけでもなく、ヒロイン自身が署名したルールの上で夜が積み重なっていく。その前提が、あらすじ全体に独特の圧をかけています。
消印の時刻と三分ずれる、細い一行
物語が動き出すのは、当直簿の一行と消印機の刻んだ時刻が三分ずれていることに、さなえが気づいた瞬間です。原因は区分室の柱時計が三分進んでいたこと。つまり控えは絶対ではない。さらに頁を戻すと、一行が足されていない夜が二晩あった——来なかった夜が実在する、という発見に至ります。
ここで彼女が取る行動が、この作品の面白さを象徴しています。第七条を読み直しに行き、申合せは改められて発議は当直の誰からでもいいと確認する。陣内さんは「改めるなら今だ」と言う。それでも、彼女は改めません。ルールを疑い、穴を見つけ、それでも現状を選び直す。この選択の重さが、そのまま関係の重さになっています。
薄い戸一枚、仕事と自分の境目が溶ける夜
仮眠の寝台と区分の机は薄い戸一枚で隔てられているだけ。仕分けの手は止まらないまま、どこからが仕事でどこからが自分なのか分からなくなる——あらすじはこの境目の曖昧さを、他人宛の紙束と自分の腹の区別がつかない、という表現で描いています。日常の延長線上に夜が組み込まれているからこそ、逃げ場のない濃密さが生まれます。
孕んでいると分かった週も、彼女は仮眠の順を替えませんでした。そして最後の当直の朝、柱時計の針を三分だけ戻し、当直簿を彼の側へ回さず、自分の万年筆で一行を足す。冒頭で署名した人物が、最後に自分で一行を書き足す。この対称が、本作の骨格です。
こんな読者に合う一冊
- 関係の重さや執着を、言葉より「取り決め」や「記録」で描く話が好きな方
- ヒロインが受け身一方ではなく、自分で選び直す強さを持つ作品を読みたい方
- 職場という日常の枠の中で、逃げ場のない濃密な夜を味わいたい方
官能小説、ヒロイン一人称視点、本文約2.0〜2.2万字(全10章)、挿絵なし・横書きPDF、全62ページ。体験版は冒頭の第1章まで読めます。R18作品のため、18歳未満の方は購入・閲覧をご遠慮ください。登場人物・団体・場所はすべて架空で、作中の郵便区分や当直勤務の描写も創作です。
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