📝 DLsite TL小説
▶ 『川留めの日に人を担いで渡った私が、執着深い川の神に浅瀬で抱き留められ、潮吹きが止まらなくなるまで愛された話・一話〜』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
「川留め」を破った先で、待っていたのは水そのものだった
本作は、橋のない大川で客を肩や蓮台に乗せて渡す「川越し」を生業とする網干こまち(27歳)を主人公にした和風あやかしのTL小説です。父の株を継いだこまちは、女の客と荷を受け持ち、流れの押しを腿で受けて足場を選ぶ働き手。そんな彼女が、川留めの触れが出た日に倒れた旅籠の主人のもとへ年寄りの医者を担いで渡り、触れを破ったことをきっかけに、川の神・瀬踏と関わっていくという筋立てです。
この作品を他の人外TLと分けるのは、神が「代の払い方」を先に二つ並べて差し出し、選ぶのはこまちの口だという構図です。一つは川越しの株を返して二度と川へ入らぬこと、もう一つは秋の出水が引くまで夜ごと浅瀬に来て身を預けること。神は岸に柵はないこと、朝の一番の客が来る前に自分が先に流れへ戻ることも告げます。選択は強要ではなく、彼女自身の意思で行われるものとして描かれています。
上がろうと思えば上がれる浅瀬で、彼女は立ち続ける
こまちが選ぶのは、夜ごと浅瀬に来て身を預けるほうです。浅瀬は膝の深さしかなく、上がろうと思えばいつでも岸へ上がれる。それでも彼女は流れの中に立ち続ける、というのが本作の中心に置かれた状況です。人を担いで渡ってきた脚が、今度は神の重さと流れの押しを受ける。重いものを持つほうが持たれるより落ち着くというこまちの性分と、毎朝の水が覚えていた彼女の重さという設定が、浅瀬という一つの場所で重なっていきます。
読みどころとして挙げられているのは、「頂点は動かないこと」「流れだけが動き、二人とも動かずにいる一点で書く」という姿勢です。到達点のあと、彼女の手は自分の川越しの支度へ戻る、というところまで含めて、関係の熱と生活の手触りが地続きになっていることがうかがえます。
作品の体裁と、手に取る前の確認事項
- ジャンル: 和風あやかし・人外TL/ヒロイン一人称
- 本文: 約3.9〜4.2万字(全16章)/体験版で第1章〜第3章が読める
- 形態: 挿絵なし・縦組みPDF(横書きPDF・全105ページの表記もあり)
- 位置づけ: 連作の第一話
- 年齢設定: 登場する人も神も二十歳を越えた大人。代の形は本人が選ぶものとして描かれる
神・瀬踏は、人の姿は人の齢に直せば四十前ほどの男で、上半身を晒し、腰に濡れた荒縄を幾重にも巻いているといいます。こまちの脚が流れへ入るたびに触れてきた存在であり、その重さを覚えているという設定です。R18作品のため、購入・閲覧は18歳以上の成人に限られます。サムネイルは生成AIを使用し一部手作業の調整を加えたもの、登場人物・団体・場所はすべて架空であることが明記されています。
こんな夜に読みたい人へ
人外の相手に、逃げ場があるのに逃げない選択を迫られる展開が好きな方。日常の動作や仕事の手触りと、神との関係が地続きに描かれる話を探している方。学園ものやピュアな恋愛より、言葉にしにくい大人の感情が匂い立つ静かな熱量を求めている方に、あらすじの時点で刺さる作品です。連作の第一話として、こまちと瀬踏の関係がどこへ続いていくのかを見届けたくなる一冊といえます。
PRESENTED BY DLsite / Novelove Affiliate Program





