🎧 DLsite TL/乙女ボイス
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「オナホ扱い」と「生きようね」が同居する、ひねくれた溺愛
本作は、自傷行為を繰り返す相手を「オナホ」として扱いながら、その存在理由を与えていくという関係性を描いたTL/乙女向けボイス作品です。アドリブを中心に構成されており、細かな筋書きは決め打ちされていないと明記されています。再生時間は約13分52秒。ハイレゾ音源版で、flac形式(基本的に192kHz / 24bit)に加えて左右逆版・モノラル版が同梱され、mp3(320kbps)も付属します。
タイトルだけを見ると強烈な一語が目に飛び込みますが、あらすじで示される流れは「慰める」「触れ合う」「繋がる」「また使う」という四つのパートで構成されています。相手をモノとして扱う語彙と、相手の生存を願うような言葉が同じ作品の中に並ぶ——この落差こそが、本作を一言で片づけられないポイントです。
「折り返しの電話がないから」から始まる関係
冒頭パートは、自傷してしまった相手のところへ、折り返しの電話がなかったことをきっかけに始まる場面とされています。「また自傷してんの」という声かけから、慰め、そして「じゃあいつもみたいに」と触れ合いへ移っていく流れが、あらすじで示されています。
ここで注目したいのは、この関係が一度きりのものではなく「いつもみたいに」と繰り返されてきた前提で語られている点です。相手がヘラったときに電話してしまうという設定も相まって、二人の間には積み重ねられた時間があることがうかがえます。
自傷のあとに触れ合う、という倒錯した甘さ
第二パートでは、痛みを伴う行為の後に男女が触れ合うことの気持ちよさが、キスをしながら抱き合う場面として描かれていると紹介されています。痛いことの直後にこそ触れ合いが心地よい——その感覚を、あらすじはあえてまっすぐに提示しています。
続く第三パートでは、自傷をした際に自慰をしていたという設定が明かされ、すでに準備が整った状態からそのまま繋がる展開になります。「全自動オナホ」として扱われ、中出しに至るまでの流れが、あらすじでは軽妙な語り口でまとめられています。
この「設定の後出し」のような構成は、作品の空気を一気に変える仕掛けとして機能しそうです。重さを抱えた導入から、身体の反応を軸にした展開へと移る落差が、本作のテンポを作っています。
「俺の番ね」——使われ続けることで示される居場所
最終パートでは、勃起したままの状態で相手の気持ちいいところを責め続け、「イってもやめず」に「俺のオナホとして頑張るんだよ」「俺のために生きようね」と畳みかける展開が示されています。最後は再び中出しで幕を閉じるとされています。
一見すると支配的な言葉の連続ですが、その根底にあるのは「お前には俺のオナホという役割がある」という存在理由の提示です。自傷を繰り返す相手に対して、必要とされている実感を別の形で与えている——そう読むこともできる構成になっています。逆転という要素も挙げられており、主導権や立場の揺れが作品の味付けになっているようです。
喘ぎ真似が少しだけ入るという記載もあり、アドリブならではの生っぽさが随所に滲む作品と言えそうです。バイノーラル・ダミーヘッド収録であることも踏まえると、距離の近さを意識した聴き方ができそうです。
こんな人におすすめ
- 歪んだ関係性の中に、ちゃんと愛情や生存への願いを見つけたい人
- 強烈な言葉選びと、その裏側のニュアンスの落差を楽しみたい人
- 短めの再生時間で、濃密な関係性の一場面を味わいたい人
- ハイレゾ音源や左右逆版・モノラル版など、聴き方を選べる形式を重視する人
タイトルの刺激的な語彙に身構えてしまうかもしれませんが、あらすじを追うと、その言葉の一つ一つが相手との関係を手放さないための呪文のようにも見えてきます。重い展開が苦手な方には向きませんが、ねじれた愛情を正面から受け止めたい方には、刺さる余地のある作品です。
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