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▶ 『夜更けの木戸を聞き違えた声に開けた私が、境の門の神に『聞き違えた代を払え』と冷たい鉄の指で焦らされ、熱が逆さになるまでクリ責めされた話・一話〜』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
木戸番の娘と、門柱に宿る神――「聞き違えた代」から始まる和風あやかしTL
本作は、街道の宿場で大木戸を守る木戸番の娘・村国むめ(23歳)と、その大木戸に宿る境の門の神・間戸(まど)のあいだに生まれるやりとりを描く和風あやかしTLです。ヒロイン一人称で進み、全16章・約3.9〜4.2万字のボリュームで構成されています。
物語の始まりは、刻限を過ぎた大木戸を叩く音。むめは叩く拍と声の癖だけで相手を聞き分けて潜り戸を開ける木戸番で、その晩は飛脚問屋の若い衆の声だと思って閂を外します。しかし通り抜けていったのは町の誰でもなく、閉じ直した潜り戸の内で、門柱から神が人のかたちに身を起こします。
「代の払い方」を先に並べるのは神、選ぶのはむめ
神が告げる「聞き違えた代を払え」には、二つの選択肢が示されます。木戸番を親子で返上して木戸を他人に預けるか、冬が明けるまで夜ごと刻限のあとの木戸の内でむめの温みを差し出すか。代の払い方を先に並べるのは神ですが、そのどちらを選ぶかを決めるのはむめ自身の口です。
番小屋の戸は内からしか閉まらず、神は朝の開門より先に門柱へ戻るとも語られます。限られた夜のあいだで、むめは音と息から神の機嫌を聞き分けようとしていく。読みどころとして、冷たい鉄の指が触れるたびに焦らすように止まること、やがて続きを求める言葉を先に口にするのがむめのほうになっていくことが挙げられています。
温度が反転していく夜と、最後に残る「沈黙」
本作の頂点は、温度の反転として描かれます。鉄の冷たさだった神の指が熱を持ち、むめの肌のほうが冷えていく。冷たかったものが熱を帯び、熱を持っていたはずの側が冷えていく、その逆転の一点が読みどころとして示されています。
また、木戸番として叩く拍と声の癖で人を聞き分けてきたむめの耳が、やがて神の息と沈黙まで聞き分けていくのも本作の特徴です。到達点のあと、神は何も言わない。その沈黙がどんな音をしているのかを、むめが聞き分けにかかる――というところまでが第一話のあらましに記されています。
こんな人におすすめ
- 和風あやかし・人外とのやりとりを読みたい方
- ヒロイン一人称で、彼女の感覚に寄り添って読み進めたい方
- 代償や約束をめぐる、選択から始まる関係性に関心がある方
- 温度や音、沈黙といった感覚の描写を味わいたい方
本作はR18(成人向け)作品です。18歳未満の方はご購入・閲覧をお控えください。登場人物はすべて二十歳を越えた大人で、代の形は本人が選んでいます。また、本作は木戸と境の神の俗信に材を取った和風ファンタジーのフィクションであり、現実の信仰・風習・強要を肯定するものではありません。
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