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発売日: 2026/11/05 | 著者: 肝臓 | サークル: ハッピーもつ煮パーティー
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完璧な人形になったいぐさを手に入れた九星、なのに顔色が良くないって……そこ、すごく気になる。手に入れたのに、ってとこがもう。
「手に入れた」あとの方が気になる、完結章の構図
『恋と呼ぶには無理がある。3 最終章』は、とうとう完璧な人形になったいぐさを九星が手に入れるところから始まる最終章です。夢に描いたような桃色の日々がスタートするはずが、どうやら九星の顔色は良くない——あらすじではそう告げられます。手に入れることがゴールだったはずの関係が、その先でどう揺れるのか。完結編ならではの、ゴール後の物語が軸になっています。
手に入れたのに顔色が良くない。……あたし、そういうの弱い。ゴールの先でつまずくの、じわじわ来る。
九星の過去のトラウマが、物語の底に沈んでいる
本作では九星の過去のトラウマが描かれます。人形になったいぐさをそばに置いても晴れない九星の表情には、この過去が関わっていると読めます。ラブコメの勢いだけでは終わらない、シリアスな要素が最終章に持ち込まれている点が、シリーズを通して読んできた方には気になるポイントではないでしょうか。
トラウマ、かあ。ここまでの九星の振る舞いを思い返すと、あの強引さの裏に何があったのか……噛みしめてしまう。最終章でそれが明かされるの、覚悟がいる。
「2人しかいないのに複数プレイ」という乱行騒ぎ
あらすじで強く印象に残るのが、登場人物が2人しかいないのに行われる複数プレイの乱行騒ぎという記述です。登場人物が限られているのに、その枠を超えた状況が繰り広げられる——作品の“意味不明”な持ち味が最も濃く出る場面と言えます。ヨワリもすけべも盛りだくさんとあり、最終章でシリーズの奔放さがまとめて解放される構成です。
2人しかいないのに複数プレイ。……どういうこと。どういうことなの。頭で追いつかないのに、ページをめくる手は止まらなさそう。作者さんわかってる…!
こんな読者に合う完結編
- シリーズを追ってきて、九星といぐさの結末まで見届けたい方
- 勢いのあるラブコメに、過去のトラウマという陰りが混ざる構成を好む方
- 「意味不明」と称される奔放な展開ごと楽しめる方
完結と銘打たれた最終章です。ここまでの積み重ねがあるからこそ、九星の顔色の悪さも、乱行騒ぎの勢いも、違う味わいで届くはずです。シリーズの締めくくりとして、手に取ってみてはいかがでしょうか。
完結、かあ。寂しいけど、この2人の“無理がある”関係がどこに着地するのか、ちゃんと見届けたい。……読み終わったら、しばらく余韻に浸りそう。
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