鬼哭の婚契 〜怪異憑きの婚約者は前世からの執愛で私を蝕む〜

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鬼哭の婚契 〜怪異憑きの婚約者は前世からの執愛で私を蝕む〜

発売日: 2026/08/07 | 著者: 紫藤こはく / 神通満琴

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茉莉花

ちょっと待って、あらすじ読んだ瞬間心臓がバクバクしてるんですけど!! 和風怪異×執着×婚約者!? これは沼確定案件でしょ…!

甘美な夜の夢と、抗えない運命の螺旋

本作は、古くから伝わる呪いによって結ばれることになった婚約者ふたりを描く和風怪異ロマンスです。舞台となるのは湿気が肌に纏わりつく夏の始め。来条院月人と夜来菫は、両家に伝わる因習によって婚姻の儀を執り行うことになります。

菫は幼き頃より月人に恋い慕っていましたが、その婚儀が「呪いによって定められたもの」であることに複雑な感情を抱えています。愛する人と結ばれる喜びと、抗うことのできない運命への戸惑い。その二律背反が、物語の根底に流れる繊細な緊張感を生み出しているのです。

さらに物語を掻き乱すのは、数年前に禁忌の儀式を目撃して以来、菫を苛み続ける凄惨な悪夢。それはやがて、月人と瓜二つの貌を持ちながら禍々しい気配を纏う「怪異」が現れる異様な夢へと変化します。夜ごと菫を求め、己のものだと主張するように迫るその存在が、月人その人なのか、それとも別の何かなのか。甘美で悍ましい謎が、読者の好奇心をぐいぐいと引き込みます。

茉莉花

月人さんが瓜二つの怪異に変わるって…つまりそういうことですよね!? 昼は紳士で夜は猛獣的な…あ、想像が止まらないんですけど!!

正反対のふたりが紡ぐ、運命の恋の行方

婚約者である来条院月人は、冷静な佇まいと大人びた性格を持ち、達観した眼差しをたたえる人物。一方の夜来菫は、そんな月人を幼き頃から一途に恋い慕う女性です。対照的なふたりの関係性が、呪いという名の楔によって強固に結ばれていく様は、まさに運命の悪戯としか言いようがありません。

しかし、菫が見る夢の中に現れる「月人と瓜二つの貌を持ちながら人ならざる禍々しさを纏った怪異」は、現実の月人とはまるで別人のような存在です。底知れぬ執着を滲ませ、まるで菫を己のものだと主張するかのように迫るその姿は、現実の月人が見せない「狂気」や「独占欲」の象徴とも取れます。

この怪異が、現実の月人の潜在的な想いを映し出しているのか、それとも全く別の因縁を持つ存在なのか。ふたりの関係性が進展するにつれて明かされる「己の過去に隠された忌まわしき因縁」が、物語に一層の深みを与えてくれることでしょう。死してなお終わらない執愛が、菫の運命をどう塗り替えていくのか、目が離せません。

茉莉花

「呪いよりも深い愛に溺れていく」って一文がもう最高なんですけど!! 執着×溺愛って最強の組み合わせじゃないですか? 胸が苦しくなるやつです!

「死してなお終わらない執愛」に囚われて

これは、死してなお終わらない執愛に囚われ、呪いよりも深い愛に溺れていく和風怪異ロマンス。

このキャッチコピーは、本作のテーマを凝縮した最も心を掴まれる一文です。「死してなお終わらない」というフレーズからは、現世を超えた強烈な因縁が感じられ、単なる恋愛物語ではない重厚な世界観を予感させます。

そして「呪いよりも深い愛に溺れていく」という表現が、この物語の核心を突いています。本来であれば忌むべき「呪い」であるはずの存在が、菫にとっては「愛」へと転換されていく。その過程には、恐怖と快楽が表裏一体となった、甘美で危険な魅力が満ちているのです。

人は誰しも、抗えない運命に身を委ねたいという願望と、それに立ち向かいたいという意志の狭間で揺れ動きます。菫がこの理不尽な運命を受け入れ、やがて「呪い」を「愛」へと昇華させていく姿は、読者に深いカタルシスをもたらしてくれるでしょう。

茉莉花

もうね、タイトルからして「鬼哭の婚契」ってカッコよすぎます!! 怪異に囚われて溺愛される菫ちゃんの気持ちを思うと…わたしも夢で会いたい! 月人さんに!! 超絶おすすめの一作なので、みんな読んで!!!
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