【DLsite専売】発情期のたび憧れの先輩αにうなじを噛まれて番にされるΩカントボーイ

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発情期のたび憧れの先輩αにうなじを噛まれて番にされるΩカントボーイ

発売日: 2026/08/01 | サークル: めじ | 52P

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紫苑

待って。これ、あらすじだけで全部分かるじゃないですか。「鎮めるだけ」が建前で、実は初日から番にする気だった——その構造、完璧じゃないですか。まだ読んでないのに、もう萌えが止まらないんですけど。

「応急処置」という名の口づけ——発情を口実に絡まり合う、先輩と後輩の危険な均衡

本作は、オメガバースに「カントボーイ」という設定を掛け合わせた異色のBL小説です。柚木湊は、男の体に女の器官を持ち、月に一度の発情を強い抑制剤で抑え込む二十二歳の後輩。憧れの先輩・遠野の隣で働くためだけに、「ただの男性社員」を演じてきた秘密を、残業の夜に暴かれてしまいます。

しかし遠野が差し出したのは否定でも拒絶でもなく、「今夜だけだ。番にはしない——ただ、鎮めるだけだ」という、建前の応急処置。会社の仮眠室で、スーツのシャツをはだけただけの触れ合いが、翌月も、その翌月も繰り返されることで、二人の均衡は少しずつ崩れていきます。

抑制剤が遠野の匂いにしか効かない体へと変わっていく過程、噛まれる寸前でいつも堪える遠野を「寂しい」と感じる湊。そして、発情期の予定を数えていたのも、飲み会で盾になっていたのも、すべてが独占だったと明かされる遠野の執着。あらすじだけでも、この関係性の重さが伝わってくるのがまず恐ろしい。

紫苑

「噛まれないことが、抱かれるたびに、少しずつ寂しくなっていく」って、この一文だけで受けの心情が全部語れてるんですよ。堪える攻めと、それを物足りなく思う受け。この不均衡がもう、最高でしかない。

Q. 遠野はなぜ湊に「番にはしない」と言ったのか?

A. 遠野にとってこの言葉は、湊を驚かせないための方便であると同時に、自分の本当の執着を隠すための仮面でもあります。実際には入社時から湊の匂いに惹かれ、「ずっとお前を番にしたかった」と語る様子が描かれており、「鎮めるだけ」という建前は、湊を誰にも渡さないための独占の入り口に過ぎませんでした。発情を鎮めるという名目があればこそ、毎月の夜を繰り返す口実にもなっているのです。

Q. 湊の体に起きている変化は?

A. 当初は強い抑制剤で匂いも発情も抑え込んでいた湊ですが、遠野に抱かれるたびに、抑制剤が遠野の匂いにしか効かない体へと変化していきます。つまり、薬によるコントロールから、特定のアルファとの関係に依存する状態へと移行していくわけです。これは発情期のたびに繰り返される応急処置によって、遠野という存在が湊の身体にとって欠かせないものになっていく過程でもあります。

Q. 「うなじ」がキーになっているのはなぜ?

A. 作中では、遠野がうなじを噛む寸前でいつも堪える場面が繰り返されます。うなじを噛まれることはオメガバースにおいて番の成立を意味する行為であり、遠野はそれを意図的に先延ばしにしているのです。やがて湊が自分からうなじを差し出し、番になってほしいと願うことで、その溜めが解放される構造になっています。

紫苑

約16,000字の三部構成で、「応急処置」から始まる夜が、毎月の反復を経て、やがて湊自身の意思による「番」へと着地する。この構成が最高なんですよ。うなじを噛ませるのは攻めの仕事じゃない。受けが自ら差し出す。この快楽肯定の着地があるからこそ、執着攻めの重さも報われる。まだ知られていないのが不思議で仕方ない一作です。

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