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運命を数値化する世界で、それでも「人」に惹かれていく物語
本作の舞台は、性行為を疑似体験することで「運命率」を算出し、運命の相手を見つけるマッチングシステム「運命の果実」が普及した未来。性別よりも適性が重視される世界で、システムを通じて出会った二人の関係が描かれます。ただし、この作品の主軸はエロ描写ではなく、あくまでストーリーとキャラクター。R18要素は全体165P中20P程度に留まり、関係性の変化を丁寧に追う構成になっています。
収録は「スバルとメイ編」80P、「店長とシルマ編」63P、電子書籍用描き下ろし15Pの計3編構成。pixivで連載中の作品をまとめたもので、本作時点では完結しておらず、今後も続きが発表される予定です。システムが算出した「運命」と、実際に交わされる感情のすれ違い——その狭間で揺れるキャラクターたちの姿に、物語としての深みを感じます。
キャラクターの魅力と関係性——正反対の二人が織りなす熱量
「スバルとメイ編」の主役は、第16宙域都市の新米保安官スバル(20歳・適性アダム)と、翻訳・通訳の仕事をするメイ(22歳・適性イヴ)。スバルは顔がいいので女性イヴにモテますが、運命の相手以外には1ミリも興味がありません。強火の果実至上主義者で、たまにモダつく——この「たまにモダつく」という情報がもう、感情描写の解像度の高さを物語っています。対するメイは小柄でかわいらしい外見ながら、わりと男前な性格。ロア一族の家名を持ちながら家とは距離を置き、地上言語の仕事で自立している点も、一方的に守られるだけの関係にならない予感を抱かせます。
マッチングデートで互いに惹かれ合う二人。メイは恋人になりたいと願いながらデートを楽しみ、スバルもまたメイへの気持ちが先行して、果実至上主義者として確認すべきことを訊けずにいる——この「確認すべきこと」が何なのかは本編の肝であり、システムと感情の間で揺れるスバルの葛藤が物語の軸になりそうです。「運命率が高い=運命の相手」というシステムの論理と、それでも相手を「人」として見てしまう感情の間で、二人の距離感がどう変化していくのか注目です。
「店長とシルマ編」は、レストランの雇われ店長スハイル(34歳・適性アダム)と、大学生バイトのシルマ(21歳・適性イヴ)の物語。店長は優しく穏やかですが、甘やかしすぎて恋人をダメにしてしまうタイプ。頻繁に破局しては傷つき泣くという、優しさが裏目に出る不器用な大人です。一方シルマは「立派なモノを持つXLアダムが好き」と公言し、セフレの選定基準もサイズ——という、実に正直な大学生。店長がXLだという情報を入手して以来、ことあるごとに絡んでいます。浮気された店長をからかいながらも励ますシルマの、ツンデレとも図太いとも取れる距離感が、コメディとしても関係性としても面白いポイントです。
二人の関係は、元イヴにキープされている店長を知ったシルマが「手癖の悪いイヴは躾けてやんないと」と店長宅へ向かう流れから動き出します。リーダーも引き連れてのこの展開、シルマの行動力が物語を牽引していくのが見えるようです。
Q. 「運命の果実」システムはどのように機能するのか?
A. 性行為を疑似体験することで「運命率」を算出し、運命の相手をみつけるマッチングシステムです。性別よりも適性が重視される未来の世界で運用されており、スバルとメイはこのシステムで規格外に高い運命率を示すマッチングを果たします。ただし、システムの詳細な仕組みや「運命率」の算出方法については、あらすじの情報のみでは明かされていません。
Q. スバルがメイに確認しなければならないこととは?
A. スバルは果実至上主義者として、メイに確認しなければならないことがあるとされています。しかし、メイに惹かれる気持ちが先行してしまい、どうしても訊くことができずにいます。この「確認すべきこと」の具体的な内容は、本編の展開に関わる重要な要素であるため、あらすじの情報からは断定できません。システムと感情の間で葛藤するスバルの姿が描かれることは確かです。
Q. 収録内容の構成はどのようになっているか?
A. 全165Pで構成されており、「スバルとメイ編」が80P、「店長とシルマ編」が63P、電子書籍用描き下ろしが15Pです。その他に表紙や設定資料が収録されています。うちR18エロ描写は20Pで、メインの内容はストーリーとキャラクターの魅力を描くことに比重が置かれています。pixivで公開中のマンガをまとめたもので、本作では完結しておらず、続編が今後も発表される予定です。
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