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発売日: 2026/10/01 | 著者: 椎名サクラ / 緒花
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待って、このタイトルでこのあらすじは反則。傲慢アルファが過ちに気づく流れ、あたしの琴線に直撃してる。電子限定SSの新婚旅行後って響きだけでうれしい。
御曹司が「取引」で娶った相手を、いつしか手放せなくなるまで
耀一郎は過去の出来事からオメガ嫌いになった御曹司です。社長就任の条件が「結婚」だったため、やむなく取引先の社長令息でオメガの樟を娶ることになります。ここから始まるのは、恋からではなく義務から始まった結婚生活です。
オメガへの偏見を抱く耀一郎は樟に冷たく当たり、時機がきたら離婚すればよいと考えていました。相手を一人の人間として見る前に、属性で切り捨てていたわけです。その冷たさが物語の出発点として、はっきり提示されています。
転機は樟が高熱で倒れたこと。それをきっかけに、耀一郎は樟が実家で冷遇され、ひどい虐待を受けていたことを知ります。ようやく自身の過ちに気づいた耀一郎は、配偶者として樟と向き合いはじめ、傷ついた樟の過去と心身ごと愛することを決意する——というのが本作の骨格です。
さらに【電子特別版】には、椎名サクラ先生の書き下ろしSSが収録されています。本編終了後、新婚旅行から戻った二人の甘い日常生活の一幕。本編で傷を抱えた二人が、その後の日常でどんな時間を過ごしているのか。そこに立ち会えるのが電子版の特別なところです。
高熱で倒れる→実家の虐待を知る、この順番がつらい。樟が助けを求めずに耐えてきたんだろうなって想像して、もう胸がぎゅっとなる。
見どころ
- 偏見から始まる関係が、向き合いへと変わっていく過程:耀一郎は最初、樟をオメガという属性でしか見ていません。それが樟の過去を知ったことで、配偶者として正面から向き合い始めます。冷たさの振り幅が大きいぶん、変わっていく様子に引き込まれます。
- 樟が背負ってきた虐待の過去と、その重さ:実家で冷遇され、ひどい虐待を受けていたという事実が、物語の核心として置かれています。これは耀一郎が知った時点で読者にも突きつけられる重さです。心身ごと愛すると決意するまでの距離が、簡単ではないと伝わってきます。
- 電子版だけの書き下ろしSS「新婚旅行後」の甘い日常:本編終了後の二人の日常が描かれます。傷ついた過去を抱えたまま、それでも穏やかな時間を過ごしている一幕。本編を読み終えたあとに、この後日談が待っているという構成がうれしいです。
こんな人におすすめ
- ✅ 冷たい態度から始まる関係が、相手を知ることで変わっていく過程をじっくり追いたい方
- ✅ 虐待という重い過去を抱えたキャラクターが、パートナーと向き合いながら前に進む話に向き合いたい方
- ✅ 本編のその後、新婚旅行後の甘い日常まで電子版で読みたい方
正直、あたしは「冷たく当たっていた側が過ちに気づく」って流れが一番ぐっときます。耀一郎が樟の過去を知ったとき、何を思うんだろう。そこからの向き合い方、絶対に丁寧に書かれてるはず。傷ついた樟が耀一郎に心を開いていく過程も、行間の心理描写が濃いやつだと信じてます。電子限定SSも含めて、これは発掘した側として誰かに言いたくてたまらない。読んだら語り合いたい。





