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発売日: 2026/10/02 | 著者: グッドマン
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詐欺師が逃げ込んだ先が刑務所って、それもう自ら檻に入りにいくようなもの。しかも目をつけたのが刑務所の王ときた。悪手すぎて逆に読みたくなる。
逃げ込んだ先は、王の庭だった
本作の主人公は、裏社会のマフィア組織を食い物にしていた希代の詐欺師・キース。警察の捜査網が狭まる中、彼が選んだ逃避先は、他でもない刑務所でした。外から追われる身でありながら、自ら閉ざされた場所へ身を寄せるという発想自体が、この男の胆力と計算高さを物語っています。
しかし、その居心地の良さは長く続きません。刑務所の王であり、悪名高いクズと称されるデラ刑務官の目にとまってしまう。つまりキースは、外の脅威から逃れるために選んだはずの場所で、新たな支配者と対峙することになるわけです。
詐欺師と刑務官。立場は上と下、でもキースも一筋縄ではいかない男。この組み合わせだけで、もう盤面が面白い。
支配する側と、搾取してきた側
キースはマフィアを食い物にしてきた詐欺師であり、人を出し抜くことに長けた人物です。一方のデラは、刑務所という閉鎖空間で王として君臨する刑務官。外の世界では通用したキースの駆け引きが、デラの庭ではどう作用するのか。支配する側と、これまで支配してきた側という構図が、物語の緊張感を生みます。
「クズ」と呼ばれる男の視線
デラは悪名高いクズとして紹介されており、その目にとまったという事実が、キースの平穏を終わらせます。刑務官という立場を持ちながら「クズ」と評される人物が、詐欺師をどう扱うのか。あらすじからは、単なる監視や管理ではない、もっと個人的な関心が向けられている気配が読み取れます。
逃げた先で捕まる、しかも相手は王。キースの計算がどこで崩れるのか、そこを見届けたい。詐欺師が翻弄される側に回る瞬間、絶対に美味しい。悪名高い男の執着、私はもう期待してます。




