📖 DMM.com BL漫画
発売日: 2026/10/05 | 著者: にむまひろ
▶ 『アフター・ミッドナイト・スキン』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
長期出張で遠距離、か……。物理的な距離が二人の我慢をじわじわ削っていくやつ。連絡を絶やさないほど、逆に寂しさが浮き彫りになる構造。刺さる。
会えない時間が、二人の「そばにいたい」を裏切らない
本作は、犀川の長期出張によって、犀川と虎谷がしばらく遠距離恋愛をすることになる物語です。離れていても連絡を怠らず、会いに行く。その姿勢だけを見れば、二人の関係は安定しているように見えます。
けれど、そばにいられない寂しさは、我慢できる範囲に収まらず、少しずつ膨らんでいきます。会える回数を数えるほど、会えない時間の重みが増していく。遠距離という題材を、連絡の頻度や会いに行く行動の積み重ねから描いている点が、この作品の軸です。
「少しの間の我慢」って思い込んでる時点で、もう我慢できてないんだよね。自覚より先に寂しさが育つ。その順番がリアルで、じわじわくる。
離れても「マメ」でいようとする二人
あらすじで示されているのは、離れていてもマメに連絡を取り、会いに行くという行動です。遠距離でありながら、関係を放置しない。むしろ距離を埋めようと手を尽くす姿が描かれます。
この「マメさ」は、二人が互いをどれだけ手放したくないかの裏返しでもあります。連絡や訪問という具体的な行動の一つひとつが、寂しさを隠すための努力として機能している点が読みどころです。
膨らんでいく寂しさの描き方
「少しの間の我慢」という当初の見立てに対し、実際には寂しさがどんどん大きくなっていく。この落差が物語の推進力になっています。
第36〜40話を収録したコミックスとして、遠距離という状況下での二人の感情の変化が、連続するエピソードで丁寧に積み上げられていく構成です。
会いに行く、連絡する。その全部が「まだ大丈夫」のフリをしてるように見えて、こっちが切なくなる。電子限定のおまけ描き下ろし1pが付くのも、本編の余韻を抱えたまま読みたい身としてはありがたい。噛みしめる。




