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「魔力補給」という建前から始まる、真顔の団長との夜
アルヴェリア王国の王立騎士団に同行した宮廷魔術師の補佐・エマは、国境の古城跡で丸一日結界を張り続けた末、魔力を使い果たして見張り小屋で倒れかかります。腕輪型魔導計は「補給率、三パーセント。危険域です」と告げます。そこへ駆けつけたのが、鉄面皮で知られる若き騎士団長ジークフリート。マントでくるんで額の汗を拭ってくれた彼が、真顔で提案したのは「最も効率的な魔力補給方法は、中出しだ」というものでした。
全力でツッコむエマに、団長は耳まで赤くして打ち明けます。使い道のない魔力が体に溜まりすぎていて、自分も限界なのだと。「補給させてくれ。俺のためにも」——この言葉に、エマは自分の意思で頷きます。ここが本作の面白いところで、押し切られるのではなく、不器用な本音を聞いた上で自分で応じる。団長の側にも「実は以前からエマを目で追っていた」という一途な片想いがあり、遠征中ずっと視線に気づきながら気づかないふりをしていたエマとの、両片想いの距離感が下地になっています。
補給のはずが、数字に振り回される二人
口からの摂取も有効と聞いて自ら申し出たフェラとイラマ、感度を上げる補助術式、魔力の目隠しでの長いクリ責め。術式を扱えるのも団長自身というのが本作ならではの設定です。ところが術式の副作用で、イくたびに補給率が減ってしまう。「イったら減るなら、イかせなければいい」と寸止めを繰り返す団長、古い姿見の前で数字と溢れる白濁を見せつけられる羞恥——と、補給という目的と体の反応がどんどん食い違っていきます。
そして120%で表示限界。今度は過充填の警告が鳴り、「お前がイけば、減る」と理屈を逆転させた団長の、夜明けまで続く中出しと絶頂の相殺合戦が始まります。気絶しかけた彼女を前にすぐ止まる律儀さの一方で、満タンを超えても止まらないという振れ幅も、この団長の人物像らしいところです。最後に彼が口にしたのは、補給とは関係のない「好きだ」でした。約24,800字、恋人ハッピーエンドで幕を閉じます。
こんな人に刺さる一冊
- 真面目で無口な騎士団長の、真顔と不器用な本音のギャップに弱い方
- 両片想いから始まって、最後はきちんと恋人としてハッピーエンドを迎えたい方
- 寸止め・連続絶頂・数字に振り回される羞恥シチュを、甘さと一緒に味わいたい方
重い展開や報われない結末ではなく、最後まで二人のやり取りを楽しめる構成です。ファンタジー世界の騎士団と魔術師という立場がありながら、最後に残るのが「好きだ」の一言というところに、この作品の重心があるように読めます。
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