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▶ 『蜜蜂園へ落とされた悪役令嬢は養蜂頭に『見落としたのは貴女の蜜だけです』と囲われ、羽音の満ちる蜂小屋で毎夜種付けされ孕むまで出されません♡♡♡』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
爵位を削られた令嬢と、蜜の記録を書き続けた養蜂頭
本作は、乙女ゲーム『金の巣箱と銀の匙』の悪役令嬢コンスタンス・ヴァルモレルに転生した主人公が、労役として王宮蜜蜂園へ落とされる物語です。二十四歳の晩夏、王妃への献上蜜に安い花の蜜が混ぜられていた件の責めを負い、爵位を削られた彼女を受け入れたのは、養蜂頭のガエタン・ラシェーズ。王家の食卓にのぼる蜜はこの園からしか出ず、巣ごとの蜜の色を見分けて献上の壺に封をするのは養蜂頭ただ一人という設定が、物語の軸になります。
コンスタンスは花ごとの蜜の色と味を覚えていて、卓に出たものを一匙とってから口に運ぶ癖を持つ令嬢です。二年前、二十二歳だった彼女は献上の壺から蜜を一匙とり、花が違うと申し立てました。当時三十歳だったガエタンは何も言わず、それ以来、どの巣の蜜をどの壺へ封じたかを自分の手で書き付けてきたのだそうです。自分が見落としたと認めた蜜は、生涯でその一匙だけ——この二年間の記録が、二人のあいだに何を積み上げてきたのか。あらすじを読むと、その静かな執着の形が気になります。
開いたままの夜の門と、蜂小屋の板間
蜜蜂園に錠のかかる戸はひとつもなく、労役は日のあるあいだだけ。夜の門は開いたままなのに、コンスタンスは帰りませんでした。この「帰らない」という選択が、物語の関係性を象徴しているように読めます。羽音の満ちる蜂小屋の板間で、彼女は毎夜のように組み敷かれ、奥まで注がれて孕まされていく。羽音に声がまぎれるなかで交わされる「見落としたのは貴女の蜜だけです」という言葉が、あらすじの要所に置かれています。
年上攻めの養蜂頭と、爵位を削られた令嬢。身分差のある二人が、蜜蜂園という閉じた場所で向き合う構図が本作の特徴です。全71ページのTL小説で、R18作品として成年向けに描かれています。登場人物はいずれも18歳以上の成人として設定されています。
壺の色と、空の壺の行方——結末へ向かう筋
物語は、蜜の色と壺の行方を手がかりに進みます。壺ごとに違う蜜の色、そして王都の蜜商へ渡った空の壺の行方が重なったとき、献上の蜜に安い花を混ぜて差額を抜いた手の名が出てくる。コンスタンスの結末は、色の違う二つの壺を王妃の膳の前に並べて置くところへ向かうと、あらすじで示されています。蜜の鑑定眼を持つ令嬢が、自分の濡れ衣を晴らす筋と、養蜂頭との関係が同じ蜜というモチーフで結びついている点が、本作ならではの読みどころになりそうです。
悪役令嬢もの、異世界転生、年上攻め、執着といった要素を含みつつ、ざまぁの筋も用意されている作品です。甘さの下にある執着を静かに味わいたい方、身分差のある関係性を読みたい方に向いているかもしれません。
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