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発売日: 2026/10/07 | 著者: 早乙女彩乃 / すずしろ鈴菜
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寝言。寝言ひとつでここまで動く兄。うわ、もう無理。冒頭だけで持っていかれた。弟を守るためなら探偵になる発想、あたしは好きです。
「弟を守る」はずが、なぜか相手を調査し始める兄の物語
『ウソつきは恋の始まり』は、高校一年生の克也を主人公に据えたBL小説です。明朗快活なテニス・ボーイという、いかにもまっすぐな人物像の克也。そんな彼が、偶然耳にした寝言をきっかけに、思いもよらない行動へと踏み出していきます。
寝言から「最愛の弟が同じ中学に通う人見に惚れている」と早合点した克也は、これは許せないとばかりに、探偵よろしく人見の素行調査を開始します。弟を思う兄の行動力と、見当違いの方向へ突き進んでいく様子が、この作品の入口となっています。
早合点。ここ、早合点。なのに本人は至って本気なのがいい。調査対象が人見一人に絞られていく過程、絶対面白い。
人見の素行調査という構図が生む、すれ違いと接近
克也が人見に対して向ける視線は、当初こそ「弟を守るための調査」という名目です。しかし、素行調査という形で相手を追いかけるうちに、二人の距離は少しずつ変わっていくことが予想されます。名目と本心のずれ、そして「ウソつき」というタイトルが示すように、本当の気持ちがどこにあるのかが物語の軸になっていくのでしょう。
弟をめぐる勘違いから始まる関係性は、克也の一直線な性格と、調査される側である人見の反応によって、思わぬ方向へ転がっていきそうです。
タイトルがもう、ね。ウソつきは恋の始まり。誰がウソをついてるのか、どこから恋なのか。あたしは克也の「本気の早合点」が一番のウソだと思ってる。あー早く続き読みたい。
こんな読者におすすめ
- 勘違いから始まる関係性を楽しみたい方
- まっすぐな主人公が空回りしながら相手に近づいていく過程を読みたい方
- 兄弟を思う気持ちと、恋の始まりが交差する物語に惹かれる方
公開されているあらすじの範囲では、克也と人見の関係がどのように変化していくのか、その過程が読みどころになりそうです。





