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恋が「成就した後」を、こんなに丁寧に描いてくれる作品を待っていた
『恋をするならひれ伏して』は、本社営業トップを争うライバル関係にあった早瀬遼太と、御曹司の時藤一生が、晴れて恋人同士になった後の物語を描くBL漫画です。第2巻では、恋人だけに見せる甘い眼差しに触れるたびに互いへの愛しさが増していく2人の日常が軸になります。
来たる時藤の誕生日に、念願のショートケーキで祝うことを心待ちにする早瀬。しかし全国支社合同研修の場で、2人は早瀬の元カレと遭遇してしまいます。恋人同士になったからこそ揺れる心と、「きみという存在を、誰よりも祝福したい」というまっすぐな想いが交差する第2巻です。
単行本にはカバー・カバー下イラストに加え、紙&電子共通の応援書店ペーパーも収録されています。
ライバル関係から恋人へ、距離の変化が「眼差し」で描かれる
あらすじで示されているのは、ライバルだった2人が恋人になったという関係性の変化です。本社営業トップを争っていた相手だからこそ、互いの実力も弱さも知っている。そんな2人が、恋人だけに向ける甘い眼差しを交わすようになる——そのギャップが第2巻の軸になっています。
「恋人だけに見せる甘い眼差しに触れるたびに、互いへの愛しさは増していくばかり」という描写からは、関係が完成形ではなく、日々更新されていく過程が窺えます。ビジネスライクな関係から恋人へ、その移行の温度差を丁寧に追う作品だと言えるでしょう。
誕生日という祝福の日に、元カレとの遭遇が重なる構成
時藤の誕生日をショートケーキで祝う——早瀬が心待ちにしている、ごく私的な幸福の予定。そこへ全国支社合同研修という仕事の場で、早瀬の元カレとの遭遇が重なります。祝福したい気持ちと、過去が顔を出すことで生まれる揺らぎが同時に走る構成です。
「嫉妬も、ワガママも、全部きみだけ。」というキャッチコピーが示すように、マイナスに見える感情すらも、この2人の間では愛の形として描かれるのでしょう。誰よりも祝福したいという願いと、元カレの存在がどう向き合っていくのか、続きが気になる第2巻です。





