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ずっと一緒にいたからこそ、気づけない——幼馴染ふたりの恋が交差する瞬間
わがままで子どもっぽいレオと、クールで大人びた隼人。ふたりは生まれたときからずっと一緒に過ごしてきた幼馴染です。レオはいつも隼人の「一番」でいたいと思いながらも、その依存に似た感情の正体が自分の「好き」だとは気づけない。一方の隼人は、無自覚なレオに苛立ちを募らせ、「お前、いつになったら俺のこと好きになるんだよ」と心の中で告げながらも、それを言葉にできない。
そんなふたりのすれ違いがより深まるのが下巻です。自分の気持ちにやっと気づいたレオですが、失恋したと思い込んで引きこもってしまう。隼人もまた、レオを傷つけることを恐れて気持ちを抑え込み、距離を取り始めるのです。幼馴染だからこそ、近くにいるのに想いが届かないもどかしさが、この作品の核になっています。
テーマは「幼なじみ」と「両片思い」。お互いに相手を想っているのに、それを伝える術を知らないふたりの感情が、音声作品という形でどのように描かれるのか。あらすじを読んだだけで、ふたりの心の声が聞こえてきそうな気持ちになります。
クールな隼人とわがままなレオ——対照的なふたりの関係性が織りなす感情の揺れ
隼人はクールで大人びていると言われていますが、レオへの執着は相当なものがあります。ずっと一緒にいた幼馴染でありながら、レオのことを「友達だと思ったことは一度もない」と明言する隼人。その言葉には、友情という枠に収まらない強い想いが込められているはずです。表面上は冷静でも、心の内ではレオへの苛立ちと愛情が渦巻いているのでしょう。
対するレオは、わがままで子どもっぽく、隼人への依存にも似た感情を抱きながらも、それが恋だと気づかない。隼人の「一番」でいたいという願いすら、自分ではうまく言葉にできないもどかしさがあります。隼人が他の誰かのものになることを想像したら、きっと耐えられない——そんな切ない感情が、レオの声を通して伝わってくるはずです。
すれ違う想いと、近づく影——恋が動き出す予感
下巻では、レオが失恋したと思い込み隼人と距離を置き、引きこもってしまいます。そこに「ある人物」がレオに近づいてくるという展開。あらすじにはこの人物が具体的に誰なのかは書かれていませんが、ふたりの壊れかけた関係に楔を打ち込む存在になりそうです。隼人が作った「恋人」という存在も交錯し、ふたりの想いがさらに複雑に絡み合っていきます。
「離れないって言うなら 俺のこといちばんに考えてくれなきゃやだ」というレオの言葉は、わがままだけど真っ直ぐな愛の告白。これまで隼人に依存していたレオが、自分の気持ちを言葉にしてぶつける——その瞬間、ふたりの関係がようやく動き出すのでしょう。ずっと一緒にいた幼馴染だからこそできる、心の距離の縮め方があるのかもしれません。
幼馴染の恋人になるまでの過程が、上巻・下巻という構成で丁寧に描かれる本作。お互いに想い合っているのにすれ違うもどかしさ、相手を想うがゆえに距離を取ってしまう切なさ——この感情の振れ幅が、聴く人の心を掴んで離しません。ふたりの声がどのように重なっていくのか、ぜひ耳で確かめてみてください。
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