📝 らぶカル TL小説
「特別扱い」の裏側に潜む、飢えた独占欲
養護施設出身で節約第一の大学生・大春樹は、誰かを好きになったことがなく、大人になってお金が貯まったらしたいことを書き連ねた「夢ノート」を大事にしている。そんな彼女が、大学の超人気者でいつでもダルダルの金持ちギャル(♂)椎葉命に異常に懐かれてしまうところから物語は始まる。パシリにされるのではと怯える樹だったが、命は特売の卵を一緒に買いに行ってくれたりと、なぜか彼女にだけ優しい態度を見せるのだ。
グイグイと近付いてくる距離感に油断した樹は、命に夢ノートを見られてしまう。馬鹿にされると思いきや、「夢を叶える手伝いをしたい」と言われてしまう。早朝出発して朝日を見る、おしゃれな洋服を買う、かっこいい男の子とドキドキするような恋をする――全てにスマートに付き合ってくれる命に、恋愛初心者の樹はあっけなく恋に落ちてしまうのだ。
しかし、絶対に苦労するだけだと命への恋心を隠す樹に、命は整いすぎている顔面を使って迫ってくる。「全部僕でいいでしょ?」「一生懸命な君が好きだ」。優しい彼の温かい気持ちに、とうとうお付き合いを始める樹だったが、超人気者のダウナーギャルはエッチの時だけ、とびっきり甘くてとびっきり意地悪。さらに、樹の可愛い友人が命に急接近してきて……。
恋を知らない堅物女子と、一途な金持ちギャル♂の歪な均衡
主人公の大春樹は、養護施設出身で節約家の真面目な女の子。お金が貯まったらしたいことを書き連ねた夢ノートを見るのが楽しみで、友人を助けるために行動した結果、命に懐かれてしまう。蒸しパンを作るのが上手で、自宅アパートで干し柿を作るという、なかなか生活感のある一面も持っている。成人済みという設定なので、恋愛も大人の段階で展開されるようだ。
対する椎葉命は、身長182センチで口元の黒子がセクシーと評判の気だるげダウナーギャル。女性よりも美しい顔と程よく締まった筋肉を持ち合わせた、神が造りたもうた芸術品と評されている。緩い口調で穏やかだが、誰にも心を開かず一線を引いている……はずが、一生懸命な女の子にガチ惚れしてしまう。いつもダルダルだが、好きな子のためならどんな服を着ようか3時間迷うし、早起きしてサンドイッチを手作りもするし、所帯じみたスーパーに特売の卵だって買いに行く一途ギャルなのだ。
ただ、えっちが大好きだし、えっちの時はすごく意地悪だし、えっちがとんでもなく上手い。「好きな女はめちゃくちゃになるまで抱き潰したいタイプなんだよ」という言葉が、彼の本質を如実に語っている。樹への優しい態度の裏で、彼がどれだけの執着と欲望を抱えているのか、そのギャップが物語の大きな魅力になっているのは間違いない。
Q. 樹はなぜ命に懐かれてしまったのですか?
A. 樹が友人のために行動したことがきっかけで、大学の超人気者である命に異常に懐かれてしまう事態になりました。パシリにされるのではとビクビクしていた樹ですが、命は特売の卵を一緒に買いに行ってくれるなど、なぜか樹にだけ優しい態度を見せます。夢ノートを見られてからは、「夢を叶える手伝いをしたい」と言われ、グイグイと近付いてくる命に困惑しながらも、次第に距離を縮められていくことになります。
Q. 命の樹に対する「特別扱い」とは具体的にどのようなものですか?
A. 特売の卵を一緒に買いに行ってくれる、樹の夢ノートに書かれた「夢を叶える手伝いをしたい」と言ってくれる、といったものがあります。また、早朝出発して朝日を見る、おしゃれな洋服を買う、かっこいい男の子とドキドキするような恋をするといった夢に対して、全てスマートに付き合ってくれます。普段は誰にも心を開かず一線を引いている命が、樹にだけ見せる優しい態度が「特別扱い」として描かれています。
Q. 命の「エッチの時だけ」のギャップとは、どのようなものですか?
A. 普段は緩い口調で穏やかで、いつもダルダルとしている命ですが、エッチの時だけはとびっきり甘くてとびっきり意地悪になる、とあらすじで語られています。えっちが大好きで、えっちの時はすごく意地悪で、えっちがとんでもなく上手いとされており、「好きな女はめちゃくちゃになるまで抱き潰したいタイプ」という言葉も登場します。優しい態度とのギャップが、物語のスパイスになっているようです。