あの時のふたり2

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あの時のふたり2

発売日: 2026/08/29 | サークル: うらのーと

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蓮

待ってました、この続き。1巻で「女の子」だと思ってた相手が男の子だった衝撃。その上で「可愛い」と肯定し続ける天地の心理構造、文学的考察として…いや、本当に興味深いんです。

初恋の形が揺らぐ、思春期のあやふやな関係性

本作は、中学生の時に一目惚れした相手が男の子だったという衝撃の事実から始まる物語の第2巻です。天地の一目惚れの相手・天は、女の子のふりをして天地を騙していたにもかかわらず、天地の「可愛い」という気持ちは揺るがない。この構造がまず秀逸で、性別の誤認を越えた感情の在り方を描き出しています。

騙されていた事実を知っても、罪悪感すら持たない相手をそれでも可愛いと思う。この認識のねじれが、思春期特有のあやふやな感情を象徴していると言えるでしょう。キスをした後も関係が進展しないもどかしさは、言葉にできない感情の揺らぎを反映しているかのようです。

蓮

騙した側が罪悪感ゼロって、もう天の性格が透けて見えるようで…。でも天地はそれでも可愛いって思ってる。この不均衡な関係性がどう転がるのか、続きが気になって仕方ないです。

キャラクターの魅力と関係性

天地は一目惚れした相手が男の子だと知っても気持ちを変えない、一途で純粋な高校生です。騙されていた事実よりも「可愛い」という感情を優先するその姿勢は、ある意味で強い信念すら感じさせます。しかしキス後も関係が進まない状況は、彼の中に何らかの迷いや躊躇いが生じていることを示唆しているのかもしれません。

一方の天は、女の子のふりをして天地を騙した張本人でありながら罪悪感を持たない性悪なロングヘアの高校生。この「罪悪感すらない」という描写が彼の性格を端的に表しており、飄々としていながらも天地の感情を掴んで離さない存在として立ち現れています。二人の関係性は、騙した者と騙された者という単純な構図を超えて、複雑な感情の網目の上に成り立っているのです。

蓮

性悪なのに罪悪感がなくて、でも相手はそれでも「可愛い」って言い続ける。この不健全さがむしろ美しく見えるから不思議です。蓮、感情が昂ってきました。

初恋の再会がもたらす感情の傾き

物語に新たな転機をもたらすのが、天地の初恋の相手・咲の再会です。中学生の時に一目惚れした相手が男の子だったという事実を経て、今度は本来の意味での初恋の相手が目の前に現れる。この展開は、天地の感情が「可愛い」という感覚と「初恋」という記憶の間で揺れ動くことを予感させます。

天への気持ちは「可愛い」という強い肯定に支えられていますが、咲との再会によって天地の気持ちが「徐々に傾いていく」という描写は、感情の複雑な遷移を暗示しています。果たして天地が選ぶ道はどちらなのか、あるいは三人の関係性がどのように変化していくのか。思春期の不安定な感情が描かれるからこそ、その行方に注目せずにはいられません。

キスの後も進まない関係のもどかしさ

キスをしたにもかかわらず、関係が一向に進展しないという停滞は、この作品の大きな魅力の一つです。身体的には親密な行為を交わしたにもかかわらず、心理的な距離は縮まらない。このもどかしさは、思春期の少年たちが言葉にできない感情を抱えながら手探りで関係性を模索する姿を、リアルに描き出しています。

「騙した」という過去と「可愛い」という現在の感情が交錯する中で、二人の関係がどのように変化していくのか。咲の登場によって天地の気持ちが傾き始めた今、天はどのように反応するのか。あやふやだった関係が形を変えていく過程は、繊細な心理描写とともに描かれることでしょう。

蓮

「騙した相手」と「初恋の人」、この構図だけで既に心臓が持っていかれそうです。天地の感情がどちらに傾くのか、天がそれに対してどう動くのか。いや、本当に、この続きを待っていたと言わざるを得ない。あやふやだった感情が形を変える瞬間を、この目で見届けたい…!

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