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告白から始まる、すれ違いの第2巻——陽とレオの恋が動く瞬間
「レオから「好きだ」と告白された陽」。しかし、自分の気持ちがわからず返事ができない——この冒頭からして、もうたまらない。告白された側の揺れを軸に据える構成は、関係性の重さを丁寧に描く気配がする。第1巻で築かれた空気感を引き継ぎつつ、恋もエロもパワーアップしたと銘打たれた第2巻は、まさに二人の関係が大きく動く転換点になりそうだ。
そこに現れるのが「御影と名乗るテニサーのOB」。初対面でも気さくに接してくれる彼に、陽はすぐに心を開いてしまう。しかし御影は「健全だったテニサーをヤリサーへと変えた張本人」——つまり、穏やかな微笑みの裏に別の顔を持つ危険な人物だ。この「人懐こさ」と「裏の顔」のギャップが、物語に緊張感を与えている。
一方、レオは御影が陽に近づかないよう牽制してくる。「軽口を言い合う2人を見ていたら、なぜか陽までモヤモヤしてしまって」——この陽の感情の揺れが、自分では気づかないうちに芽生えたレオへの想いの表れであることは、読者には明白だ。自分の気持ちに向き合えない陽と、それを待ちながらも守ろうとするレオ。このすれ違いが、第2巻の見どころである。
描き下ろしには「12話のその後を描いたお風呂えっち」が収録されているという。湯気に紛れて交わる視線と体温——本編で積み重ねた感情が、身体ごと溶け合うような時間になることを想像させる。関係性の変化を身体表現で示すこの構成は、BL読者としての期待値を確実に超えてくるだろう。
キャラクターの魅力と関係性——陽の無自覚な感情とレオの執着
陽は「自分の気持ちがわからず、返事ができないままでいた」とある。この「わからなさ」は、単なる鈍感さではなく、レオへの感情が友情か恋愛か区別できない、繊細な心の動きを示している。そんな陽が御影に心を開くのは、彼の「初対面でも気さくに接してくれる」という人懐こさに、警戒心を解かれたからだろう。しかし、その相手が危険な存在だと知ったとき、陽の無防備さがどう作用するのか——そこに注目したい。
レオは「好きだ」と告白した立場でありながら、陽の返事を待ちつつも「御影が陽に近づかないように牽制してくる」。この行動は、単なるやきもちではなく、陽を守ろうとする強い意志の表れだ。相手の気持ちを急かさず、しかし危険からは遠ざける——その距離感に、レオの「執着」の質が現れている。年下攻めの気配は、この「静かに、しかし確実に守る」姿勢から強く感じられる。
御影は「健全だったテニサーをヤリサーへと変えた張本人」という、陽やレオが所属するサークルの過去を変えた人物だ。初対面で心を開かせる人懐こさを持ちながら、サークルの空気を根本から変えてしまう影響力を持つ。この「人を惹きつける力」と「危険性」の同居が、物語に複雑なスパイスを加えている。
そして、陽が「軽口を言い合う2人を見ていたら、なぜかモヤモヤしてしまって」——このモヤモヤこそ、陽の心に芽生え始めたレオへの特別な感情の証明だ。自分では気づいていないその感情が、いつ、どのようにして「好き」という言葉に変わっていくのか。その過程を描くのが、この第2巻の醍醐味である。
Q. 陽はなぜレオの告白に返事ができないの?
A. レオから「好きだ」と告白された陽は、自分の気持ちがわからないため、返事ができないままでいます。これは、レオに対する感情が友情なのか恋愛なのか、自分自身でも整理がついていない状態であることを示しています。告白されたことで初めて向き合うことになった「レオという存在の意味」に、陽は戸惑っているのです。この「わからなさ」が物語の起点となっています。
Q. 御影という人物はどのような存在?
A. 御影はテニサーのOBで、初対面でも気さくに接してくれる人懐こい人物です。陽は彼にすぐ心を開いてしまいますが、実は御影は「健全だったテニサーをヤリサーへと変えた張本人」です。つまり、穏やかで親しみやすい外見の裏に、サークルの空気を根本から変えてしまう影響力と危険性を秘めた人物であることがわかります。陽が彼に心を開いたことが、物語に緊張をもたらします。
Q. レオは御影に対してどのように行動するの?
A. レオは「御影が陽に近づかないように牽制してくる」とあります。これは、危険な人物である御影から陽を守ろうとする行動であり、告白した相手を守りたいという強い意志の表れです。一方で、レオと御影が軽口を言い合う場面もあり、表面上は穏やかな関係に見えます。しかし、その裏でレオは陽を危険にさらさないよう、静かに、しかし確実に牽制しているのです。
