📖 らぶカル TL漫画
発売日: 2026/09/11 | 著者: 藤白 | シナリオ: ちろりん | サークル: POTEPO | 83P
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これ、TL好きの間でもまだあまり話題になってないのが不思議なくらいで。無愛想な年下男子が、記憶が3日で消える年上彼女のために必死になる話なんですよ。静かな執着がじわじわ来るのよね……。
「忘れられる恐怖」を、彼は3日ごとの行為で繋ぎ止める
碓氷雫は、感情を表に出すのが極端に苦手なサラリーマン。「何を考えているのかよく分からない」という言葉で恋人に振られてしまう、そんな不器用さを抱えた人物です。そんな彼の隣室に住むのが、デザイナーの須藤キリエ。素直で自分とは正反対の彼女に、雫は次第に惹かれていきます。
ところが、キリエには「記憶が3日でリセットされる」という奇病がありました。彼女の記憶を繋ぎ止める唯一の方法が、体を重ねること。3日に最低1回、欠かさずセックスを続けることで、雫はキリエの記憶に自分の存在を刻み続けます。体から始まった関係が、やがて心の距離を縮めていく——その過程が本当に丁寧なんです。
しかし、仕事で疲れていても必死に彼女を抱く雫の姿を見て、キリエは罪悪感を募らせていきます。1週間の出張にも彼女を連れて行こうとする雫に対し、これ以上無理をさせたくないキリエが放った「別れよう」の一言。ここで、冷静な彼が初めて感情をむき出しにするんです。「俺がどれだけ愛しているか分かるまで教え込んであげる」——この豹変が、もう……。
記憶を繋ぎ止めるためだけに抱くはずが、いつの間にか「繋ぎ止めたい」理由が変わっていくのよ。義務が執着に変わる瞬間、たまらないわ……。
見どころ
- 記憶障害という設定が生む、切実な「3日」の重み:キリエの記憶は3日でリセットされる。だから雫は、どれだけ疲れていても彼女を抱き続ける。この「義務」が二人の関係の土台になっているからこそ、単なるラブラブでは終わらない緊張感がずっと漂うのよね。3日という期限が、毎回の行為に「今ここで繋ぎ止めなければ」という切迫感を与えていて、そこがこの作品の芯だと思います。
- 無愛想な年下男子の、静かな執着が爆発する瞬間:雫は普段、感情を表に出さない。だからこそ、「別れよう」と告げられたときの豹変が効くのよね。「俺がどれだけ愛しているか分かるまで教え込んであげる」というセリフに、彼がずっと抑えていた独占欲と愛情が凝縮されている。気絶するまで何度も責めるという展開は、彼の不器用さの裏返しでもあって、ただの強引さでは終わらない重みがあります。
- 罪悪感を抱える年上彼女の、けなげな強さ:キリエは明るく前向きに見えて、実は「繰り返し記憶を失う自分が彼を疲れさせている」という罪悪感を密かに抱えている。だから「別れよう」と言うのよ。自分を犠牲にしようとする彼女の健気さと、それを受け入れられない雫の執着がぶつかり合う構図が、とても大人の恋愛なんです。ハッピーエンドと明記されているからこそ、このすれ違いを安心して見届けられるのよね。
こんな人におすすめ
- ✅ 「感情を表に出せない男子」が、ある瞬間に一気に感情を爆発させる展開に弱い方。静かな人ほど、壊れたときの落差がたまらないのよね。
- ✅ 体から始まった関係が、少しずつ本物の愛情に変わっていく過程をじっくり味わいたい方。3日ごとに記憶が消えるという設定が、その変化をより切実に感じさせてくれます。
- ✅ 年下男子×年上彼女の組み合わせで、年下の方が圧倒的に執着してくれる作品を探している方。「無理をさせたくない」と身を引こうとする年上彼女を、年下が逃がさない構図、いいのよ……。
これね、「忘れられる」という恐怖を抱えた者同士の話なんですよ。キリエは毎回雫を忘れる恐怖と、逆に雫は「明日には忘れられているかもしれない」恐怖を抱えている。その二人が、3日という短い周期の中で必死に愛を繋ぎ止めようとする姿が、もう……。原作がちろりん様、作画が藤白様という布陣も盤石で。まだ読んでない方がいたら、静かに教えたくなる一作です。ハッピーエンドだから、安心して沈んでくださいね。





