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📝 DLsite TL小説
▶ 『灰の押さえ方を覚えられていた香元に聞く順はすべて俺が決めると囲われ、袖に香が残るまで焦らされ孕まされて名ごと愛でられる香木屋の話♡♡♡』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
香元と香木屋、決めるのはどちらか
本作は、香木屋の箸尾操(31歳)と、香元の椎名彰良(46歳)の関係を描くTL小説です。操は香木を截り、香包に仕立てて香席へ納める仕事を一人で守ってきた人物。十年前の通夜の席で、誰にも頼まれないまま香炉の炭を継いだ操の手つきを、彰良だけが覚えていました。
物語の軸になるのは、彰良が操に預ける「香席の記録役」という立場です。しかし決められるのは香を聞く順、間、戻す数まで彰良のみ。操が決めてよいのは香木をどこで截るかだけで、その線は最後まで動かないとあらすじに明示されています。仕事の関係でありながら、判断の主導権が一方に集まっていく構図が、この作品の核といえます。
灰を押さえる手から始まる、静かな躾け直し
あらすじで印象的なのは、関係の始まりが身体的な技術の直しから入る点です。操は灰を押さえる手つきから直され、銀葉を載せる位置を一分ずつ置き直され、許しが出るまで香炉を手に取ることを禁じられます。香の作法という枠組みの中で、手順と間合いが一つずつ管理されていく流れが描かれます。
さらに、聞かされる香は毎夜同じ一種。洗っても袖と髪の内側から落ちなくなり、香のない昼にもその匂いだけで身体が開くようになる――と、香りが生活の内側へ染み込んでいく変化が綴られています。香席の途中で崩され、畳の上で開かれる夜が重なる展開は、官能的な場面を含む大人向けの内容です。
銘に操の名が入る、冬の初め
冬の初め、彰良は新しい香を仕立て、その銘を紙に書きます。銘には操の名から取った一字が入っていて、彰良はそれを自分の手で書き入れ、以後の席でその名を呼ぶようになるとあらすじは語ります。自分の仕立てた香に銘を付けたことがない操にとって、名を書き入れられることは特別な意味を持つ場面として読めます。
年が明け、香座敷の記録の紙は操の字で埋められていく――という締めくくりも、記録役という立場と重なる余韻があります。席では香の名と順しか口にせず、席の外の話を一切しない彰良が、操には彰良と名で呼ぶことだけを許している点も、関係の距離感を示す要素です。
こんな読者に合いそう
- 主従関係のあるTL小説を読みたい方
- 焦らしや躾けの過程を、じっくり描いた作品を探している方
- 香道・香木といった和の仕事を背景にした物語に関心がある方
- 静かな支配と溺愛のバランスを楽しみたい方
全79ページのR18作品で、登場人物はいずれも18歳以上の大人です。香道や香木の扱いは創作であり、実在の流派・団体とは関係ないと明記されています。重い展開よりも、関係が少しずつ深まっていく過程を味わいたい方に向く一冊といえそうです。
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