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発売日: 2026/09/11 | 著者: 宝楓カチカ / 色素
▶ 『愛人を囲う冷徹な伯爵との典型的な政略結婚、そして嫌われからの溺愛、その結末。【合本版】』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
政略結婚もの、しかも相手に愛人がいる設定って、もうそれだけで夜更かし確定なのよね。嫌いから溺愛への反転、静かに追いたい。
「嫌い」から始まる結婚が、いちばん危ない
ビルシュタイン家とキャベンディッシュ家の結婚は、家柄と金銭を目的とした政略結婚です。軍人上がりのレナンド・ビルシュタイン伯爵はエリーゼを大切にせず、複数の愛人と別館で夜を過ごす日々を送っていました。ここまで読むと、冷徹な伯爵と報われない令嬢という、定番の構図が浮かびます。
ところが、レナンドが噂で聞いていた「傲慢で我が儘な令嬢」の姿は、そこにはありません。エリーゼは純粋で、誰にでも優しくふるまう。警戒しながらも興味を抱いたレナンドは、次第に顔を合わせる機会を増やし、会話を交わすようになっていきます。
そして、ついにレナンドはエリーゼへの恋心を認め、溺愛する日々が始まる――はずでした。「これは喜劇か、それとも悲劇か」という一文が、甘いだけでは終わらない予感を漂わせます。第31回フランス書院官能大賞e-ノワール賞受賞作で、約20万字の大幅加筆を経た上下巻を収めた合本版です。
「はずだった」で終わるあらすじ、ずるいわ。溺愛の先に何が待つのか、静かに身構えてしまう。
見どころ
- 嫌いから溺愛への反転:愛人と別館で夜を過ごす冷徹な伯爵が、噂と違うエリーゼの姿に警戒しながらも興味を抱き、顔を合わせる機会が増え、会話を交わすうちに恋心を認めるまで。この心の動きの速度と温度が、読みどころの中心になります。
- 政略結婚という冷たい土台:家柄固めと結納金という、はっきりとした目的で結ばれた関係だからこそ、そこから芽生える感情に重みが出ます。利害で始まったはずの二人が、どこで私情に傾くのか、その境界線を追いたくなります。
- 「喜劇か、悲劇か」という問い:溺愛し、幸せな日々が続くはずだった――と、あらすじはあえて結末を匂わせません。受賞作であること、そして約20万字の加筆を経ていることからも、甘さの裏側に濃い感情が折り重なっているのだと想像できます。
こんな人におすすめ
- ✅ 政略結婚から始まる関係の、冷たい出発点とその後の変化をじっくり追いたい方。
- ✅ 相手に愛人がいる状態から、少しずつ心が動いていく過程に静かな熱を感じたい方。
- ✅ 「幸せな日々が続くはずだった」という一文に、むしろ惹かれてしまう方。
政略結婚の冷たさって、その後の甘さを際立たせるスパイスみたいなものなのよね。嫌いから始まるからこそ、ひとつずつ距離が縮まる瞬間が愛おしくて。溺愛に至るまでの過程と、その先の「結末」を思うと、わかりみが深い……夜更かしの予感しかないわ。合本版で一気に浸れるのも、大人にはありがたいのよね。





