桑が枯れた年に蚕室へ籠められた私を繭の主が『糸を吐けぬなら子を成せ』と生糸で手首を縛り、繭が孵るまで幾夜も奥へ吐き出して孕まされ続けた話・一話〜

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桑が枯れた年に蚕室へ籠められた私を繭の主が『糸を吐けぬなら子を成せ』と生糸で手首を縛り、繭が孵るまで幾夜も奥へ吐き出して孕まされ続けた話・一話〜

発売日: 2026/08/25 | 著者: 宇津木 しずり | サークル: クリボーー | 116P

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茉莉花

ちょっと待って、タイトルからしてすごくない!?「糸を吐けぬなら子を成せ」って…もうこの時点で心臓持っていかれたんだけど!!

繭に閉じ込められる、濃密で湿った人外との幾夜

六十年に一度、桑がいっせいに枯れる年。桑ノ谷の養蚕農家の娘・桑守とわ(22歳)は、葉の尽きた蚕室をひとりで任され、痩せた蚕を最後まで飼い切ろうとしていた。上蔟を終えた晩、白い繭で埋まった棚の奥に、生糸を編んだ衣の男が立っているのを見つける。

繭の主・白羽と名乗ったそれは、この谷の糸はもともと自分が与えたもので、桑が枯れたのは返す番が来たからだと告げる。「糸を吐けぬなら、子を成せ」――その言葉に、とわは里のためではなく自分のためにと、受けると答えた。そこから先は、生糸で手首を括られ、繭の内側のような温さと湿りに閉じ込められて、繭が孵るまでの幾夜も奥へ吐き出され続ける日々が始まる。

茉莉花

手首の糸は「解けと言えばいつでも解ける」ってところがもう…逃げられるのに逃げないっていう、とわの選択が尊すぎる…!!

人と人ならざる者の、温度と湿りのある関係

視点人物であるとわは、三年前から蚕室の飼育をひとりで任されている養蚕農家の跡取り娘。手が早く、諦めが悪く、人に弱音を吐くのが下手な彼女は、谷の暮らしが糸ひとつで立っていることを誰よりも知っているからこそ、白羽の申し出を自分の意志で受け入れる。

対する白羽は、人の姿では長身の男に見えるが、髪も衣も生糸で、指先には糸を吐く口がある。体温は人よりわずかに高く、肌はいつも湿っているという描写からは、繭の内側そのもののような質感が立ち上ってくる。数を数えることは知っているのに加減を知らないというギャップは、人外ならではの悍ましさと同時に、どこか無垢な執着を感じさせてならない。

茉莉花

白羽の「加減を知らない」ってところがもう…。人間じゃないからこその強引さが、逆に溺愛の証にしか思えないんだけど!

見どころ

  • 繭の内側そのものの触感描写:糸と粘りで押してくる人外ならではの温度と湿りに、全身が包み込まれるような没入感があります。
  • 拘束の設計が秀逸:生糸は解けと言えば必ず解ける。逃げ場のなさを作るのは糸ではなく枯れた谷そのものだという構造が、とわの覚悟を際立たせます。
  • 養蚕の暦がそのまま刻限に:上蔟から羽化までという流れが物語の時計となり、繭が白くなるほど神の盛りが濃くなっていくという展開が、自然と官能を加速させていきます。

こんな人におすすめ

  • ✅ 人外の強引な攻めに、抗えず染まっていくヒロインの心理をじっくり味わいたい方
  • ✅ 拘束されながらも、本人の意志でその縄を解かないという選択に滾る方
  • ✅ 和風の世界観のなかで、養蚕の暦とともに深まっていく濃密な関係性を楽しみたい方
茉莉花

もうね、とわが「自分のために」って言い直すところが最高なの!里のためじゃなくて、自分の意志で受けるっていうのが。白羽も絶対それに気づいて、ますます離さなくなるんだよ…!繭が孵るまで幾夜もって、つまりそれだけずっと繋がってるってことでしょ!?甘やかすでもなく、突き放すでもなく、ただひたすらに与え続ける白羽の執着、わたしは全力で推していく所存です!!

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