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📝 DLsite TL小説
▶ 『私の漉いた紙しか買わない紙屋の当主に他の注文を断たされ、水音しか残らない漉き舟の縁で重石のように抑え込まれ種付けされて溺愛される紙漉き職人の話♡♡♡』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
漉いた紙に名前が残らない職人と、手の癖だけで漉き手を探し当てた紙屋の当主
本作は、紙漉き職人・二木綾名と紙屋の当主・古市辰弥のあいだに結ばれる専属の約定を描くTL小説です。綾名は二十四歳で、家の紙場を一人で回していますが、漉いた紙はどれも買い手の名で世に出ていき、自分の名はどこにも残りません。そこへ辰弥が紙場を訪れ、誰にも言っていない代作の紙を一枚、綾名の前に置きます。辰弥はその紙の手の癖だけで漉き手を探し当てていた――という導入が、この作品を他と分ける出発点です。
約定はひとつ、他の注文を断つこと。決めるのは辰弥、綾名が決めてよいのは原料を叩く強さだけ
辰弥が出す条件は、他の注文を断って自分の紙だけを漉くこと。その代わり、簀を入れる角度も、揺する間も、引き上げる合図も、すべて辰弥が決めます。綾名が決めてよいのは原料を叩く強さだけで、この線は最後まで動かないとあらすじに明記されています。漉き舟の前に立たされ、合図が出るまで簀を入れることを禁じられ、引き上げる途中で止められる。冷たい水に手を入れたまま待たされる夜が続く、という工程そのものが二人の関係の骨格になっているのが特徴です。
水音に溶ける声、漉き舟の縁で重石のように抑え込まれる夜
声を上げても水車の軋みと水音に溶けて形が残らない――あらすじではそうした夜が重ねて語られます。漉き舟の縁に手をつかされ、重石のように上から抑え込まれ、孕むまで種を注がれる展開へと続きます。主従、歳の差、寸止め、中出し、孕ませ、執着、溺愛といった要素が並びますが、中心にあるのは「誰の名で漉くか」という職人の矜持と、合図を握る当主の関係です。官能的な場面は水音や重石といった比喩で綴られ、漉くという行為と重なる形で描かれます。
春の出水で紙場が使えなくなる夜、辰弥が選んだもの
物語は冬から春へ移ります。出水で上流が濁り、紙場が一晩で使えなくなる夜、辰弥は自分の注文の紙を捨てて、先に綾名の手を水から引き上げます。紙は一枚も残らなかったが、綾名は簀を置いてから、自分の名で漉く一枚のことを口にする。辰弥はそれに答える――というのがあらすじの締めくくりです。約定に縛られていた関係が、ここで何を選ぶのか。漉き手としての綾名の名がどう扱われるのかが、読みどころとして示されています。
こんな読者に合いそう
- 身分や立場の差がある二人の、静かな主従関係を読みたい方
- 言葉ではなく、合図や工程の描写で関係が動く作品を好む方
- 職人の矜持と、それを握る相手の執着が交差する物語を探している方
- 短めの篇幅で、濃い関係性に浸りたい方(全81ページ)
本作はR18の成人向け作品です。18歳未満の方はご購入・閲覧をお控えください。登場人物・団体・場所はすべて架空のものとされています。
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