祖母の家の相続登記を頼んだ事務所で、二十歳上の司法書士に『もう依頼人じゃない』と応接机の上で何度もイかされた話

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祖母の家の相続登記を頼んだ事務所で、二十歳上の司法書士に『もう依頼人じゃない』と応接机の上で何度もイかされた話

発売日: 2026/08/08 | 著者: 片桐 いく | サークル: かいけつポロリ | 82P

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茉莉花

ねえ聞いて。このタイトル、もう既に心臓に悪いんだけど……「応接机の上で」って。しかも二十歳上の司法書士さんって。まず深呼吸させて。

一年半の線引きが、たった一言で消える瞬間

祖母を亡くした宇田川ちひろ(22)は、家と土地の相続登記を一人で引き受けることになりました。手続きは一年半に及び、雑居ビルの二階にある宗方律(42)の事務所へ何度も通う日々。書類の話しかしない宗方に、ちひろは「踏み込まれない関係」が当然になっていきます。

ところが二月のある日、ようやく受理が下りるのです。「手続きが終わる=この人に会う理由が消える」――そう覚悟を決めたちひろの前に、宗方が放った一言が『もう依頼人じゃない』。一年半引かれていた線が、その瞬間に消えてしまうという構造がもう、たまらないんです。

この作品の肝は「終わることが逃げ場を奪う」という期限の立て方。会う理由がなくなるからこそ、二人の関係は次の段階へ進まざるを得ない。背徳感と切なさがじわじわと積み上がっていく、まさに噛みしめるタイプのTLです。

茉莉花

「一年半、線を引いていたのは無関心だからではなかった」って……なにそれ。わたしの心臓、今どこにあるかわかんない。

書類の上でだけ会ってきた、二十歳上の男

宗方律は個人事務所の司法書士で、依頼人との距離を厳格に保つことで知られる42歳の独身男性。進路も私生活も聞かない。踏み込まない。その徹底した線引きが、実は「無関心だからではない」というのが物語の核心です。

一方のちひろは22歳の大学四年生。就職先も決まっていて、祖母の相続手続きを一人で背負ってきた責任感の強い女の子。一年半もの間、書類の上でだけ会ってきた相手に、いつしか特別な感情を抱いていたとしても――それを言葉にする理由も機会もないまま、手続きは終わろうとしています。

この二人の関係性の妙は「血縁も指導関係もない」という点。ただの依頼人と司法書士だったからこそ、『もう依頼人じゃない』の一言で全ての関係性がリセットされ、新しい関係が始まる余地が生まれる。背徳感と解放感が同居する、なんとも絶妙な設定だと思いませんか。

茉莉花

緑のシェードのランプ一つきりの事務所で、隣の区画にはまだ人がいるって……。もう、想像しただけで全身がきゅーってなる。

『もう依頼人じゃない』が最後に裏返るとき

「もう依頼人じゃない」――受理印が押された、それだけのことで。一年半ずっと引かれていた線が、たった一言で消えた。

この一文、ただの事務的な宣告に見えて、実はものすごく両義的なんです。「依頼人じゃない」=「もう会う理由がない」という終わりの宣告であると同時に、「だから、これからは別の関係になれる」という始まりの予感でもある。

あらすじには『もう依頼人じゃない』が、最後に反対の意味へ裏返ると書かれています。つまりこの言葉は、彼なりの「線を引き直す」宣言だったのかもしれません。書類の上でしか会ってこなかった男が、初めて自分の感情を行動に移す瞬間。その重みが、読んでいるこちらにもひしひしと伝わってくるのです。

一年半の沈黙が、たった一言で解放される。この作品のタイトルが示す「応接机の上で何度も」という展開に至るまでの、じわじわと高まる緊張感。活字だからこそ味わえる、行間の熱をぜひ体感してほしいです。

茉莉花

もうね、タイトルだけで「これは買い」って確信したけど、あらすじ読んで確信に変わった。二十歳上の司法書士が一年半ずっと書類の話しかしなかったのに、受理が下りた瞬間に手のひら返してくるって……。ねえ、これ絶対執着タイプだよね? わたし、そういうの大好き。しかも緑のランプひとつの事務所で、隣に人がいるかもしれない状況で……。もう、頭の中で映像が流れてるんだけど。ちひろちゃんの気持ちになって想像したら、心臓がもたない。これは今日買う。絶対買う。全12章・本文2.6万字のPDF、いつでも読めるようにしなきゃ。ねえ、わたし今すごく幸せな顔してるでしょ?

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